ルンビ3勝目 オーストリアの無双状態に楔を打ち込む
2020年1月26日(日)ルシュノフ(ROU)HS97/K90
10th World Cup Competition
1 | マーレン・ルンビ(NOR) | 259.0pt |
2 | エバ・ピンケルニッヒ(AUT) | 241.1pt |
3 | キアラ・ヘルツル(AUT) | 240.8pt |
6 | 丸山 希(明治大学) | 225.2pt |
9 | 高梨 沙羅(クラレ) | 221.8pt |
21 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 207.5pt |
25 | 勢藤 優花(北海道ハイテクAC) | 196.9pt |
マーレン・ルンビが団体戦も含めて7連勝中だったオーストリアの進撃を食い止めた。
ここの台はカメラアングルのせいなのか、どうにもスペクタクル性を欠く。
特にk点付近の風が良くないのかパタンと落ちる選手が多いことも手伝って余計にそう見えてしまう。
そんな中で上位3人は見た目に明らかに飛距離に差があり、やや単調にも思えた試合が一気に華やぐ。
中でもこの日のルンビは圧巻で、2本とも会心の出来だったと言ってよいのではないか。
前日にヘルツルに奪われたイエロービブをたった1日で取り返すことに成功。
いや。この日の出来の良さはそれ以上に大きな意味を持つような気さえする。この小さな台で飛距離換算で9mもの差をつけて貫録を見せつけたのだから。
ルンビ、ピンケルニッヒ、ヘルツル。しばらくは3つ巴の戦いが繰り広げられそうではあるが、ドイツ勢も息を吹き返してきた。
昨日2位だったアルトハウスがこの日は5位。そしてザイファルトも3選連続シングルとなる4位。
そして丸山希がついに来た。
WC初のシングルとなる6位。
これまで破れそうで破れなかったトップ10圏内の壁を一気に打ち崩した。