スキージャンプFISワールドカップ2022/23男子個人第24戦オスロ

RAW AIR開幕 ラニセクがV 小林陵侑6位

2023年3月11日(土) オスロ(NOR)HS134/K120

29th World Cup Competition

1  アンツェ・ラニセク(SLO) 260.2pt
2  シュテファン・クラフト(AUT) 254.4pt
3  カール・ガイガー(GER) 253.5pt
 
6  小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 244.4pt
20  中村 直幹(Flying Laboratory SC) 217.7pt
24  二階堂 蓮(日本ビールスキー部) 202.7pt
45  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 82.6pt
47  小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 80.6pt
48  佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) 80.2pt

予選 リザルト


2016/17に初開催されてから7シーズン目となるRAW AIRが開幕。
オスロ、リレハンメル、トロンハイム、ヴィケルスンの4つの台で10日間休みなく開催され、予選と団体戦も含む全飛躍の合計点でタイトルが決まる。

ただし、コロナ禍により2019/20はトロンハイムの本戦以降がキャンセルされ、2020/21は全日程がキャンセルとなった。また、2021/22は改修中のトロンハイムとフライング選手権が行われるヴィケルスンでの開催はなく、今シーズンもトロンハイムでの開催がない。

初戦を制したのはラニセク。2本とも好条件を引き当て、3位からの逆転での優勝。
2本目は最長不倒となる139.5m。さすがにランディングは乱れたがそれを補って余りある飛距離だった。

1本目トップだったクラフトが2位。予選で6位だったラニセクに対して3位だったことが効いてRAWAIR総合では2.5ptの僅差で2位につけた。
1本目で最悪の条件に当たってしまい13位だったガイガーは、2本目は137.5mを飛び10人捲っての3位。総合で7位につける。

また、9位だったクバツキは予選でトップだったことが効いて総合3位。
ただし背後にピタリとグランネルがつく。
この二人、今シーズンは切っても切り離せない関係が続く。

予選で4位だった小林陵侑は本戦1本目で5位と表彰台を狙える位置につけたが、2本目は12番手の得点で結果は6位。総合で5位につけている。
なお、24位の二階堂蓮はオスロ終了後に帰国し、その後は最終戦まで竹内択がチームに加わるらしい。

RAW AIR 総合順位(暫定)

1  アンツェ・ラニセク(SLO)  379.4
2  シュテファン・クラフト(AUT)  -2.5
3  ダヴィド・クバツキ(POL) -10.6
4  ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) -10.8
5  小林 陵侑(JPN) -13.9

RAWAIR総合

なお、ラニセクは今季4勝目で総合3位をキープ。通算は5勝。
今日4位だったイエロービブのグランネルは総合2位クバツキとの差を21pt拡げ、また少し総合優勝に近づいた。

WC総合