クロイツァーがRAWAIR初戦を制し今季2勝目 伊藤有希は4位
2023年3月11日(土) オスロ(NOR)HS134/K120
25th World Cup Competition
1 | キアラ・クロイツァー(AUT) | 260.1pt |
2 | エマ・クリネツ(SLO) | 254.6pt |
3 | アンナ-オディヌ・ストローム(NOR) | 253.1pt |
4 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 251.8pt |
15 | 丸山 希(北野建設SC) | 214.4pt |
16 | 勢藤 優花(YAMAtune) | 212.6pt |
31 | 宮嶋 林湖(松本大学) | 89.9pt |
36 | 一戸 くる実(CHINTAIスキークラブ) | 71.8pt |
キアラ・クロイツァーが1本目5位からの逆転優勝でRAW AIR初戦を制した。
第19戦ヒンツェンバッハで3季ぶりの優勝を果たし、2019/20にルンビを上回る6勝を挙げ総合2位となった頃の輝きが戻ってきたと感じさせる躍進ぶりを見せていたクロイツァー。
2019/20がそうだったようにツボにはまると手を付けられない強さを発揮し続ける。その意味では短期決戦向きの選手とも思えるのでRAW AIRタイトル獲得に期待したくなる。
予選で2位、本戦前の試技ではトップだった伊藤有希。本戦1本目でもトップと2.3pt差の3位につけ今季2勝目が射程圏内に入った。
しかし結果は表彰台までわずか1.3ptの4位。オスロは相性が良く、予選から流れが良かっただけにこれは悔しい。
ただ、RAW AIR総合で4位。2位との差はほとんどない。悲願のフライング出場にもぐっと近づいた。
1本目トップのアルトハウスが2本目は7位で結果は5位。2位だったルンビは2本目17位で結果は8位。7位だったピンケルニッヒは2本目15位で結果は11位。
数値の上では大きく風の変動があるわけではないが2本揃えるのが難しい試合ではあった。
アルトハウスにとっては、WC総合においてピンケルニッヒとの差を詰める絶好のチャンスだったが当てが外れ、ルンビにとっても2019/20リレハンメル以来3年ぶりの勝利が懸かっていただけになんとも恨めしい結果となってしまった。
クリネツは今季7度目の2位。なかなかこの殻を破れない。
ストロームは今季3勝を含む8度目の表彰台。
海外WC初参戦となった一戸くる実は2本目に進むことができなかった。
RAW AIR 総合順位(暫定)
1 | エマ・クリネツ(SLO) | 383.6 |
=2 | キアラ・クロイツァー(AUT) | -8.5 |
=2 | アンナ-オディヌ・ストローム(NOR) | -8.5 |
4 | 伊藤 有希(JPN) | -8.8 |
5 | カタリナ・アルトハウス(GER) | -17.3 |
WC総合2位のアルトハウスは、イエロービブのピンケルニッヒとの差を21pt詰めたが、残り4戦でその差は259pt。