ピンケルニッヒが連勝 アルトハウスはツアー総合4位に浮上
2022年12月29日(木)フィラハ(AUT)HS98/K90
8th World Cup Competition
1 | エバ・ピンケルニッヒ(AUT) | 260.2pt | ゼプシ |
2 | カタリナ・アルトハウス(GER) | 254.6pt | PYLYPCHUK |
3 | ニカ・クリジュナル(SLO) | 251.1pt | CIESLAR |
14 | 高梨 沙羅(クラレ) | 229.3pt | ミツ=コスカ |
16 | 丸山 希(北野建設SC) | 221.3pt | ベルショー |
17 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 221.0pt | メシコワ |
22 | 勢藤 優花(YAMAtune) | 214.6pt | トロッツア |
30 | 宮嶋 林湖(松本大学) | 204.2pt | アルネット |
ピンケルニッヒが危なげなく勝利しフィラハ大会で連勝を飾った。
今季3勝目。通算6勝目。
初優勝を遂げた2019/20シーズンに3勝を挙げているが、今季は早くもその勝利数に並んだ。
ジルベスターツアーの総合優勝候補の一人であるアルトハウスは、前日は9位と出遅れたが2位となりツアー総合でも4位にジャンプアップ。
3位のクリジュナルは2戦連続の3位で、ツアー総合順位を一つ上げ2位につけた。
ただでさえ差のつきにくいノーマルヒルにあって、ジルベスター・ツアーーで使われるフィハラとリュブノはミニマムな台ゆえに余計に差が付きにくい。
その中でピンケルニッヒは2位に23.5ptの差をつけ頭一つ抜け出した感じだ。
ただ、2位以下は混戦。この辺りはノーマルヒルだからこそのスリリングさでもあり、逆に言えば一発逆転の難しさも垣間見える。
日本勢は予選で高梨沙羅が3位、伊藤有希が4位、勢藤優花が10位と好位置につけ期待感はあった。
でも結果は厳しかった。
伊藤有希がこの台を苦手だと言っている。確かに少しタイミングの遅れはあるように見えるが、全体としてそこまで悪いようには見えない。高梨然り、勢藤然り…
やはり、男子も含めてマテリアルに何らかのビハインドがあるのではないかと思えてならない。
次のリュブノもアプローチが独特でテーブルが短い台。日本勢は苦手としている。
ただ、高梨は昨季ここで勝利を挙げている。何とか光明を見出したい。
そのあとには日本シリーズも控えていることだし。
ジルベスター・ツアー暫定順位
1 | エバ・ピンケルニッヒ(AUT) | 518.1pt | – |
2 | ニカ・クリジュナル(SLO) | -23.5 | 1↑ |
3 | アンナ-オディヌ・ストローム(NOR) | -24.2 | 1↓ |
4 | カタリナ・アルトハウス(GER) | -24.4 | 5↑ |
5 | セリーナ・フライターク(GER) | -28.0 | 2↑ |