2017/18 FISスキージャンプワールドカップ男子団体第3戦ティティゼーーノイシュタット

ノルウェーが接戦を制し3連勝 日本は6位

2017年12月09日(土) ティティゼーーノイシュタット(GER)HS142/K125 

7th World Cup Competition 

① ノルウェー 1083.6pt(524.0pt 2位 559.6pt 1位)
ヨハンソン(122.7pt 4位 137.7pt 1位)
タンデ(138.5pt 1位 145.7pt 1位)
ファンネメル(125.0pt 3位 146.2pt 2位)
フォルファン(137.8pt 4位 130.0pt 5位)

 

② ポーランド 1082.8pt(537.3pt 1位 545.5pt 2位)
ジワ(128.1pt 2位 124.8pt 2位)
コット(124.1pt 3位 143.6pt 2位)
クバツキ(133.3pt 2位 138.2pt 3位)
ストッフ(151.8pt 1位 138.9pt 3位)

 

③ ドイツ 1054.7pt(510.9pt 3位 543.8pt 3位)
アイゼンビヒラー(125.0pt 3位 119.8pt 6位)
ガイガー(112.2pt 6位 125.4pt 5位)
ヴェリンガー(137.3pt 1位 147.5pt 1位)
フライターク(136.4pt 5位 151.1pt 1位)

 

 スロベニア 1011.5pt 
 オーストリア 1010.9pt 

6 日本 957.4pt(477.3pt 6位 480.1pt 6位)
小林 陵侑(土屋ホームスキー部)(109.5pt 7位 124.1pt 3位)
葛西 紀明(土屋ホームスキー部)(126.1pt 2位 112.4pt 6位)
竹内 択(北野建設)(102.7pt 7位 114.7pt 6位)
小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部)(139.0pt 3位 128.9pt 6位)

 フィンランド 864.9pt 
 スイス 831.3pt

オフィシャル リザルト


 

ノルウェーが0.8ptの僅差でポーランドを破り開幕からの3連勝。
そしてこれは、昨季のヴィケルスンプラニツァからのシーズンを跨いで続く5連勝でもある。
ノルウェーはこれで国別総合でドイツを抜いてトップに立つことになった。

 

3試合とも不動の4人で臨んではいるが順番はすべて違う。
昨季の総合順位はタンデ3位、ヨハンソン14位、ファンネメル26位、フォルファン27位。今季はここまでタンデ3位、フォルファン5位、ヨハンソン14位、ファンネメル18位。
普通に考えるとタンデがエースということになりそうだけれど、3試合のいずれもアンカーでは飛んでいない。このあたりのシュトックルの采配は興味深い。

 

ポーランドはストッフの1本目に昨季の無双状態だった姿を見た。
オーストリアはクラフト一人の頑張りではきつい。そのクラフトでさえ1本目はストッフの、2本目はフライタークの後塵を拝してしまった。
大健闘の4位スロベニアではバルトルが今後ちょっと面白い存在になりそう。
テールが大きく開くスタイルはヴェリンガーを彷彿とさせる。そういえば今季絶好調のフライタークもテールが開くスタイル。まさかこれが今後のトレンド?

 

潤志郎の1本目はストッフ、クラフトに次ぐ3位。同組のフォルファン、フライターク、ダミヤンの上についたのだから、まだまだ強さを持続できていると見た。
葛西の1本目も悪くはなかったけど相変わらずスピードが出ていないのが気になるところ。
なお、この試合から復帰すると発表されていた伊東大貴は、大事をとって遠征を見送った。

 

ところで潤志郎は試合後に「久しぶりの試合で(日本チームは)あまり感覚をつかめていない気がする」と語ったらしいけれどSAJはこれをどう聞いただろうか?

 

蛇足ながら、木の陰から撮った映像などが何度かあったけれど、ああいうの要らないと思う。
遊び心ある凝った映像のつもりかもしれないけれど、スローVTRであんなことやられたらスローで見せている意味がない。
・・・って、ここで言ってもしょうがないけど。