リンビーク今季初優勝 グランネルとワンツー
2022年1月8日(土) ビショフスホーヘン(AUT)HS142/K125
15th World Cup Competition
1 | マリウス・リンビーク(NOR) | 291.7pt |
2 | ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) | 287.7pt |
3 | ヤン・ヘール(AUT) | 285.7pt |
4 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 282.3pt |
9 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 271.1pt |
26 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 244.9pt |
37 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 110.9pt |
38 | 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) | 109.8pt |
39 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 109.2pt |
ジャンプ週間が終わって中1日。
今季はビショフスホーヘンに残って個人戦と団体戦各1試合が組まれている。
選手たちは12月28日から約2週間に渡るハードなスケジュールを強いられた。
疲れもピークに達していたであろうか。特に、ジャンプ週間において極度の緊張状態にあったであろう小林陵侑にとっては。
2日前の試合では2本とも踏切の遅れが見られたが、この試合でも修正しきれなかった。
予選こそ2位、1本目も2位だったが、2本目は10位。結果4位に終わった。
ジャンプ週間総合2位だったリンビークが今季初優勝。
追い風が厳しく、上位陣たちも苦しむ中、4位からの逆転勝利。
飛距離が出るとやや着地に難が出るきらいがあるが、2本目では139.0mでもまずまずのテレマークを入れて見せた。
今季5度目の表彰台で総合4位。
昨季1月のザコパネ以来の通算4勝目。
その際に「またすぐに勝ちそうな勢いを感じる」と書いたが、意外と時間がかかった。
2位にグランネルが入りノルウェーがワンツー。
今季は2戦目で勝利を挙げたものの、続く第3戦、4戦は予選落ち。第5戦も48位になるなど、昨季の総合王者は明らかにおかしくなっていた。
でも、その後は4回の2位など全てシングル順位で総合3位につけている。
右に流れるのは相変わらずだが、またいつでも勝てそうな状態にはあると思う。
ワンツーと言えば、予選で陵侑を従えてトップに立った佐藤幸椰。
ガルミッシューパルテンキルヘンで硬めの板に代えてからは、6位、10位、4位と本来の力を発揮できる状態になってきている。
今日も9位。
今季はラニセク、ヘール、フーバーと3人の初優勝者が誕生しているが、1本目でトップとなり4人目の誕生が期待されたアッシェンバルド。
2本目も悪くはなかったが、フライト後半でややスキーが乱れたか。
飛距離を伸ばせず結果は5位。表彰台すら失ってしまった。
8日。北京五輪日本代表が発表された。
男子については昨秋の内に、1月6日のビショフスホーヘン終了時点でのワールドカップスタンディング上位5名で決定するという選考基準が発表されており、その通りの選考となった。
小林 陵侑 | 土屋ホームスキー部 | 八幡平市 | 2大会連続 |
佐藤 幸椰 | 雪印メグミルクスキー部 | 石狩市 | 初選出 |
中村 直幹 | Flying Laboratory SC | 札幌市 | 初選出 |
小林 潤志郎 | 雪印メグミルクスキー部 | 八幡平市 | 2大会連続 |
伊東 大貴 | 雪印メグミルクスキー部 | 下川町 | 5大会連続 |
女子は、1月17日までのワールドカップ終了時点での上位者とされていたが、日本シリーズが中止となり代替戦の予定もないことから、1月1日のリュブノまでの結果により、男子と同じこのタイミングで発表することとなった模様。
高梨 沙羅 | クラレ | 上川町 | 3大会連続 |
伊藤 有希 | 土屋ホームスキー部 | 下川町 | 3大会連続 |
岩渕 香里 | 北野建設SC | 上田市 | 2大会連続 |
勢藤 優花 | 北海道ハイテクアスリートクラブ | 上川町 | 2大会連続 |