2020/21 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第11戦ニジニ・タギル

クラマー圧巻の2連勝 高梨沙羅3位 丸山希 自己最高5位

2021年3月21日(日)ニジニ・タギル(RUS)HS97/K90

13th World Cup Competition

1  マリタ・クラマー(AUT) 243.1pt
2  ニカ・クリジュナル(SLO) 232.3pt
3  高梨 沙羅(クラレ) 230.0pt
 
5  丸山 希(明治大学) 223.5pt
9  伊藤 有希(土屋ホーム) 205.9pt
25  勢藤 優花(北海道ハイテクAC) 184.6pt
30  岩渕 香里(北野建設) 168.6pt

予選リザルト オフィシャル リザルト

クラマーが2連勝。
この日は予選も含めて3本全てでトップ。
予選で99.5m、本戦1本目でも97.5mと2本のHSオーバーを見せた圧巻の1日となった。

これで、今季5勝目。
BLUE BIRDツアーでは断トツの首位。
ワールドカップ総合でもトップとの差を一気に35pt詰めた。

高梨沙羅は、1本目はクラマーと7.1pt差の2位につけていたが、2本目は最悪な条件に当たってしまった。
それでも何とか持ちこたえてk点付近まで持って行けたあたりは調子の良さゆえのこと。
この小さな台でクラマーとは13.1ptの差がついてしまったが、クリジュナルが2位となり再び総合トップに立っただけに、この日なんとか表彰台の一角に踏みとどまれたのは大きい。

日本勢はここにきて好調で、沙羅が2日連続表彰台に登ったのに加えて、伊藤と丸山が2日連続のシングル。
中でも丸山は前日は自己最高位タイの6位。
6位は3度目で、なかなかその殻を破れなかったが、この日ついに一つ更新することに成功した。

なお、中継でも解説があったけれど、この2試合は飛型点が割と厳しめ。
18点が出たのは前日は沙羅とヘルツルのみ。この日はイラシュコのみ。
今シーズンは男子も含めて最初からやや飛型点が甘すぎたように思う。
おそらくFISとしてもそう感じており、世界選手権明けの2週間の中断期間の間に、そのあたりの周知徹底が行われたものと思われる。

BLUE BIRD 暫定順位

1 M.クラマー475.2pt
2 高梨沙羅-21.1
3 N.クリジュナル-24.8
4 S.オプセット-36.8
5 丸山希-41.91↑

BLUE BIRD 暫定総合順位

ワールドカップ暫定順位

1 N.クリジュナル751pt1↑
2 高梨沙羅-51↓
3 M.クラマー-91
4 S.オプセット-184
5 E.クリネツ-308

WC暫定総合順位