2018/19 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第20戦ラハティ

ストッフ 圧勝で2連勝 小林陵侑 ピタリと2位につける

2019年2月10日(日) ラハティ(FIN)HS130/K116

25th World Cup Competition 

 カミル・ストッフ(POL)  280.9pt  132.5m  129.0m
 小林 陵侑(土屋ホーム)  263.7pt  124.0m  129.5m
 ロベルト・ヨハンソン(NOR)  260.1pt  127.5m  124.0m
 
21  小林 潤志郎(雪印メグミルク)  225.9pt  115.0m  115.5m
27  伊東 大貴(雪印メグミルク)  214.7pt  115.5m  110.5m
40  佐藤 幸椰(雪印メグミルク)  91.8pt  107.0m  
46  葛西 紀明(土屋ホーム)  68.9pt  93.0m  
47  中村 直幹(東海大学)  68.7pt  93.0m   

予選リザルト オフィシャル リザルト


 

先週オーベルストドルフで今季の初勝利を挙げたばかりのカミル・ストッフがこの小さな台で2位に17.2ptもの差をつけ圧勝で連勝。
通算33勝目でバイスフロクの記録に並び、シュリーレンツァウアー、ニッカネン、マリシュ、アホネンに次ぐ歴代5位タイとなった。

 

前日の団体戦ではいま一つさえなかったストッフ。試合後にコーチと一緒に分析し解決策を見出してこの好結果に結びついたとのこと。
ビッグジャンプを2本決めたが、どちらもとんでもない高さを保ち前へ前へと突き進むような惚れ惚れとするフライト。
着地は膝の沈み込みが深くややお尻が落ちているようにも見えたが2本とも高得点が出た。

 

数値以上に風が不安定で、1本目と2本目で極端に結果が異なる選手が散見される。
大貴やクバツキなどは表情やしぐさではっきりと不満を示したが、運が悪かったと割り切るしかないかな。

 

小林陵侑の1本目も多少風の影響を受けたかなとも思う。2本目は少し突っ込みすぎな感じにも見え、本人も少し首をひねったが5位から挽回して2位フィニッシュ。
総合2位のストッフに対し最小限の詰め寄りしか許さなかったことで、この日のミッションはまずまず成功したと言ってよいだろうね。

 

ヨハンソンは今季3度目の表彰台。総合6位でノルウェー勢のトップではあるが、さて、そのノルウェー。
金曜のトレーニング転倒したタンデが重傷。団体戦前の試技で転倒したストエルネンはその影響が本戦にモロに出てしまいノルウェーの2回目進出のブレーキとなってしまった。結局、両者は帰国。
今季はフォルファングがひとつ勝った他はポジティブな要素を見つけにくいノルウェー。世界選手権前にシュトックルは立て直すことができるのか。