2018/19 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第2戦リレハンメル

17歳の新星ヤコブレワ 出場4戦目にして驚愕の初優勝

2018年12月1日(土) リレハンメル(NOR)HS98/K90 

2nd World Cup Competition 

 リディア・ヤコブレワ(RUS)  273.9pt  95.0m 96.0m
 マーレン・ルンビ(NOR)  269.0pt  101.5m  88.5m
 エマ・クリネツ(SLO)  265.9pt  94.5m  98.5m
 
8  勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)  250.9pt  96.5m  93.5m
18  伊藤 有希(土屋ホームスキー部)  232.9pt  90.0m 85.5m
19  岩渕 香里(北野建設)  232.7pt 87.0m 88.0m
29  丸山 希(明治大学) 211.7pt 87.0m 80.0m
39  岩佐 明香(日本大学) 89.2pt 78.0m  
   高梨 沙羅(クラレ) 本戦失格 (スーツ)  

予選 リザルト

オフィシャル リザルト


 

前日に、ザイファルトが84戦目で初勝利を挙げたばかりだが、今度は僅か4戦目の無名の選手が驚愕の初優勝を遂げた。

 

リディア・ヤコブレワのWCデビューは2017/18オーベルストドルフの2連戦。そこでの成績は31位と35位。
昨季の出場はその2戦にとどまり、出場3戦目となる今季開幕戦で8位に入り注目を集めたばかり。
その翌日に初優勝を果たしてしまったのだから驚きを通り越して言葉が見つからない。

 

1本目をトップで折り返し、優勝の懸かる2本目でも全く動じることなく、女王ルンビを突き放して見せた。

 

男子では22歳の小林陵侑が、女子では17歳のヤコブレワが世界を驚かせた。
いや、驚くというよりも、陵侑の言葉を借りれば、世界は「戸惑っている」

 


 

高梨沙羅はスーツ違反で失格。
工藤三郎御大の実況によると、61.0cm必要な股下が0.8cm足りていなかったとのこと。更に、前日と同じスーツだったらしい。

 

まぁ、測り方次第で0.8cmぐらいの誤差が生じることはあり得るのだろう。
それよりも何よりも、Jスポ元康氏によると、列強各国はスーツの”測定のされ方”も練習を重ね、それ自体も選手の技術の1つと考えられているとか。
つまり、”測り方”だけでなく”測られ方”ひとつで適法にも違法にもなるということがあり得るということ。

 

ルールの抜け道みたいで個人的には全く肯定できないことではあるけれど、今回は運が悪かったと割り切るしかないだろうね。
皮肉にもそのおかげで、丸山希は2本目に生き残ることができ、初出場にしてポイントをゲットすることができたんだし。