原田侑武 圧勝 澤谷夏花、竹田歩佳らが惜別ジャンプ
2018年3月24日(土) 札幌市 大倉山ジャンプ競技場 HS137/K123
女子組(ゲート1本目35、2本目35)
1 | 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) | 189.6pt | 115.5m | 112.5m |
2 | 大井 栞(札幌日本大学高校) | 162.6pt | 108.0m | 107.5m |
3 | 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ) | 157.9pt | 105.5m | 108.5m |
男子組(ゲート1本目18、2本目18)
1 | 原田 侑武(雪印メグミルクスキー部) | 261.0pt | 120.5m | 143.0m |
2 | 中村 直幹(東海大学) | 246.0pt | 123.5m | 132.5m |
3 | 内藤 智文(古河市スキー協会) | 245.5pt | 133.0m | 123.0m |
4 | 鈴木 翔(札幌手稲スキー協会) | 243.3pt | 126.5m | 128.0m |
5 | 作山 憲斗(北野建設スキー部) | 242.8pt | 126.0m | 128.5m |
6 | 駒場 信哉(日本大学) | 241.8pt | 119.5m | 135.0m |
大倉山は夜になるといつもの向かい風が収まる傾向にあるが、この日はそれを通り過ぎてほぼ追い風。
よってゲートも高速設定となったが、男子2本目の最後の数人の時は一転して向かい風が吹いた。
この風をうまく掴んでパーソナルベストとなる143.0mを飛んだ原田侑武が1本目7位からの大逆転で今季国内初優勝。
1本目トップだった内藤智文にはこの風が吹かず、結果は3位。
今季、やや好不調の波があったように感じられた中村直幹が2本揃えて2位。
個人的にはスズショーが1本目で2位になり久々の優勝の期待がかかったこと、駒場信哉が振り返れば奴がいる状態をキープし続けていること、渡部陸太が調子を取り戻してきたように見えたことが嬉しい。
女子は、既に引退を発表していた竹田歩佳が1本目で2位となり、2014年に小浅星子が、2015年に細山周作がそうであったように、自らの引退を勝利で飾ることが期待されたけれど、2本目は伸ばせず結果は5位。
1本目でトップに立った茂野美咲が大差をつけ、宮様LHに続き国内2連勝。
女子組
① 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)
② 大井 栞(札幌日本大学高校)
③ 小林 諭果(CHINTAIスキークラブ)
男子組
① 原田 侑武(雪印メグミルクスキー部)
② 中村 直幹(東海大学)
③ 内藤 智文(古河市スキー協会)
4 鈴木 翔(札幌手稲スキー協会)
5 作山 憲斗(北野建設スキー部)
6 駒場 信哉(日本大学)
表彰式
女子組表彰 大井、茂野、小林
女子組最長不倒賞 茂野 美咲(115.5m)
男子組表彰 中村、原田、内藤
男子組表彰表彰 鈴木、作山、駒場
男子組最長不倒賞 原田 侑武(143.0m)
さて、今年も今シーズン限りで引退する選手のラストフライトと引退式が行われた。
昨年は青野さんのラストコールを受けたのは讃良貴志と渡辺知也の2人だけだったけれど、今年は9名。加えて、雪印メグミルクスキー部でトレーナーを務めた吉泉英樹さんもチームを離れるとのこと。
瀬川 芙美佳(下川商業高校)
笛木 美沙(越後三山八海山SC)
竹田 歩佳(デンソー北海道)
澤谷 夏花(北海道畠山GYM)
斉藤 昴介(東海大学)
奈良 拓実(明治大学)
山田 将平(北海道メディカルスポーツ専門学校)
古賀 極(全日本学生スキー連盟)
齋藤 翔太(東京美装グループスキー部)
澤谷夏花と竹田歩佳は、長きにわたり女子ジャンプの発展を牽引し支えてきた選手。
特に竹田歩佳には個人的に思い入れが強い。
ジャンプを見始めて最初に好きになった選手の内の一人なのだが、個人ブログやライズJCブログを通じて誰よりも多く情報発信してくれていたし、その内容にも誠実で真摯な人柄がにじみ出ていて応援せずにはいられなかった。
こういう姿は、どこかで誰かが必ず見ていてくれるものだと私は信じていたが、事実、アスナビを通じてデンソー北海道と縁を持てた。
企業が選手を支援する理由は、実力や実績あるいは将来性という要素だけではなく、「人間力」みたいなものに魅かれてということが大きな部分を占めているのではないか。そんな気がする。
竹田 歩佳(デンソー北海道)
澤谷 夏花(北海道畠山GYM)
斉藤 昴介(東海大学)
奈良 拓実(明治大学)
山田 将平(北海道メディカルスポーツ専門学校)
古賀 極(全日本学生スキー連盟)
齋藤 翔太(東京美装グループスキー部)
なお、笛木美沙と瀬川芙美佳はこの日エントリーしていないのでラストフライトは行っていない。
瀬川、竹田、澤谷、斉藤、奈良、山田、古賀、斎藤
みんな今まで楽しませてくれてありがとう。
新天地での益々のご活躍を祈念いたします。
シーズンは終わり、引退する選手以外にも進学・卒業等で4月以降大きく環境が変わる選手が多数いる。
中でも一番気になるのは、この春で高校を卒業した岩佐勇研。
実業団入りするとの情報は耳にしているけれど、まだ正式に発表はされていないよね?
どこ?
いずれにしてもワクワクが止まらない!