高梨沙羅 大会4連覇 中学男子は西方優人が優勝
2017年7月29日(土) 士別市 朝日三望台シャンツェ ミディアムヒルHS68/K60
中学生の部(ゲート1本目27、2本目28)
① 西方 優人(野沢温泉中学校) 205.9pt(55.0m 58.5m)
② 片桐 隼人(野沢温泉中学校) 198.2pt(55.0m 55.5m)
③ 辻 創太(札幌ジャンプ少年団) 196.5pt(54.0m 56.0m)
4 千葉 大輝(札幌ジャンプ少年団) 193.8pt(55.5m 54.0m)
5 中村 正幹(札幌ジャンプ少年団) 189.5pt(53.5m 54.0m)
6 高田 雄生(札幌ジャンプ少年団) 183.2pt(51.5m 54.0m)
女子の部(ゲート1本目23、2本目23)
① 高梨 沙羅(クラレ) 232.8pt(61.0m 61.0m)
② 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 227.0pt(60.0m 60.0m)
③ 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ) 202.8pt(57.0m 55.0m)
4 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) 197.5pt(56.0m 54.0m)
5 岩佐 明香(日本大学) 191.2pt(55.0m 53.0m)
6 平山 友梨香(長谷川ホールディングス) 174.1pt(49.0m 52.5m)
高梨沙羅が出場した4年前の全日本サマー朝日大会がそうだったから(こちら)、きっと沙羅が今季初登場となるこの大会もそうだろうと思っていたら、やはりそうだった。
マスコミうじゃうじゃ。観客も多い。
五輪が迫ると一気に注目度が上がるね。
4年前は、2週間後の全日本ジュニア&レディースはGP遠征のため沙羅ちゃん欠場。
あからさまにマスコミも観客も居なくなってびっくりした。(こちら)
沙羅ちゃんは、国内戦の表彰台でひきつったような作り笑いをしていた時期があった。
その最初の試合が4年前の全日本サマー朝日大会だったように記憶している。
とにかくマスコミに囲まれ捲くっていたからね。
あれはいくら何でもひどすぎたと思う。
4年経って、メディアの注目は伊藤有希にも分散されるようにはなったけれど・・・
で、結果はマスコミが最も望んだ沙羅と有希のワンツーフィニッシュ。
高梨沙羅は大会4連覇。
思い返せば、中学生となった2009年にこの大会の女子の部に初出場し見事に3位表彰台。
その直後にCOC遠征メンバーに初めて選ばれ世界への挑戦が始まった。
2009年第13回大会 3位(優勝は渡瀬あゆみ)
2010年第14回大会 3位(優勝は渡瀬あゆみ)
2011年第15回大会 5位(優勝は伊藤有希)
2012年第16回大会 優勝
2013年第17回大会 GP遠征のため欠場(優勝は渡瀬あゆみ)
2014年第18回大会 優勝
2015年第19回大会 優勝
2016年第20回大会 優勝
2017年第21回大会 優勝
中学生の部
① 西方 優人(野沢温泉中学校)
② 片桐 隼人(野沢温泉中学校)
③ 辻 創太(札幌ジャンプ少年団)
4 千葉 大輝(札幌ジャンプ少年団)
5 中村 正幹(札幌ジャンプ少年団)
6 高田 雄生(札幌ジャンプ少年団)
女子の部
① 高梨 沙羅(クラレ)
② 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)
③ 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)
4 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)
5 岩佐 明香(日本大学)
6 平山 友梨香(長谷川ホールディングス)
表彰式
片桐、西方、辻
千葉、中村、高田
伊藤、高梨、勢藤
茂野、岩佐、平山
特筆すべきは、今大会から中学生の部と女子の部の順番が入れ替わったこと。
2015年第19回大会の時に、「女子の部の2本目が終わってから中学の部の2本目が始まるのだが、女子の部を観て帰っちゃう観客がちらほら。そこで、女子の部と中学生の部の順番を逆にしてはどうだろうか?」と、頑張っている中学生たちの為に当ブログで提言したことがあった。(こちら)
そのおかげということでは決してないのだろうけど、ようやく理想の形になったように思う
絶対的な強さを誇った二階堂蓮、竹花大松らが進学したことで、次を担うのは誰なのかが注目されたが、コンバインドのユース指定選手の3名(西方優人、片桐隼人、辻創太)が表彰台に名を連ねた。
個人的には、入賞した中村正幹、高田雄生や、9位の森野幹登(札幌ジャンプ少年団)、12位の川上航太郎(小樽ジャンプ少年団)ら、昨年の小学生5.6年生の部を盛り上げた北海道の新中学1年生たちの今後の活躍に期待したい。
平山友梨香の6位入賞と竹田歩佳、澤谷夏花が同点7位になったことがうれしい。
一方で、ここ2戦で渡瀬あゆみが姿を見せなかったことが凄く気になる。