丸山希がワールドカップ初優勝 伊藤有希8位 宮嶋林湖10位

Official Results
| 1 | 丸山 希(北野建設SC) | 285.5pt |
| 2 | アビゲイル・ストレイト(CAN) | 259.7pt |
| 3 | リサ・エダー(AUT) | 255.4pt |
| 8 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 241.8pt |
| 10 | 宮嶋 林湖(松本大学) | 238.5pt |
| 11 | 高梨 沙羅(クラレ) | 238.0pt |
| 12 | 勢藤 優花(オカモトグループ) | 234.3pt |
| 21 | 佐藤 柚月(東京美装グループスキー部) | 210.8pt |
丸山希がワールドカップ(WC)初優勝。
日本女子選手のWC個人戦での優勝は、高梨沙羅、伊藤有希に続いて3人目。
丸山のWCにおけるこれまでの最高位は2022/23ヴィリンゲンでの2位だった。
丸山は、この夏のグランプリ(GP)では9試合中7回の表彰台により総合優勝を獲得。
GP初優勝となった最終戦クリンゲンタール、優勝した全日本選手権LHと2位だったNHもいずれもアイストラック。
夏の成績を冬につなげられない選手も多い中、冬のレールへの対応がしっかりと準備されていたようだ。
リレハンメル入りしてからも公式練習で2本とも1位、混合団体の1本目で1位、2本目で3位、予選で1位と絶好調。
本戦でも2本とも1位。全選手中唯一の130mオーバー。しかも、それを2本揃えた。
2本目は緊張で頭が真っ白になりよく覚えていないと言うが、風の影響で長く待たされもしたが傍目には全く動じることなく勝ち切ったという印象。
1本目は2位と7.6pt差だったが、終わってみれば25.8ptもの大差。圧勝だったと言っていい。
丸山同様にWC初優勝を目指したアビゲイル・ストレイトが6度目の表彰台となる2位。
3位も、まだWCで勝利のないリサ・エダーが6度目の表彰台。
丸山の好調に引っ張られるように日本勢は初戦から全員がポイント獲得。
中でも伊藤有希は1本目3位で表彰台争いに絡んだし、宮嶋林湖は8位だった1本目の順位のままで終わればSAJの五輪選考基準を一発でクリアできるところだった。
なお、勝てばシーズンを跨いでWC11連勝となり、高梨沙羅が2015/16に達成した連勝記録を抜くことになるニカ・プレヴツは15位に終わった。
2シーズン連続の総合優勝者の昨季のワーストは11位。15位という順位は一昨季のヴィリンゲンまで遡る。
混合団体の1本目で胸を突き出すような踏切をしたときから気になっているが、なんだか上半身と下半身の動きがバラバラで連動感がないように見える。
予選は3位なので、あまり心配することではないのかもしれないが…


