2018/19 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第1戦リレハンメル

ユリアーネ・ザイファルト 参戦8年目の初優勝

2018年11月30日(金) リレハンメル(NOR)HS98/K90 

1st World Cup Competition 

 ユリアーネ・ザイファルト(GER) 258.8pt 98.5m97.0m
 マーレン・ルンビ(NOR) 246.2pt 97.0m 99.5m
 高梨 沙羅(クラレ) 240.2pt 88.5m 94.0m
 
14 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 207.7pt 82.5m 90.0m
19 岩渕 香里(北野建設) 197.4pt 82.0m82.0m
32 岩佐 明香(日本大学) 76.6pt72.0m 
  丸山 希(明治大学)予選落ち  
  勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)予選失格(スーツ) 

予選 リザルト

オフィシャル リザルト


 

女子ワールドカップが昨年と同様にLHを含む3連戦【リレハンメル・トリプル】として開幕した。

 

今季の女子は、まず個人戦がこれまで最多だった19戦から一気に25戦に増え、昨季初開催された団体戦も昨季と同じく2試合が組まれている。
驚きは個人戦25試合中なんと10戦もラージヒルが組まれたということ。個人的には時期尚早な気もするが。
更には女子版RAWAIRの開催、ロシアでのBLUE BIRDなるツアーの開催など、8シーズン目を迎えた女子ワールドカップが大きく変わる。

 


 

開幕戦を制したのはザイファルト。
風向風速が目まぐるしく変わる難しいコンディションでの試合だったが、終わってみれば、ルンビ、高梨、アルトハウス、フォークトといった実力者たちが上位に顔を揃えた。
これらを従える圧巻のパフォーマンスを2本揃えてのザイファルトの勝利。2位ルンビに12.6ptもの差をつけた会心の勝利だったと言える。

 

28歳のザイファルトは、女子WCの最初の試合である2011/12リレハンメルから出場を続けている古参の一人で、これまでの最高位は5位(2014/15ルシュノフ、2014/15リュブノ、2017/18ルシュノフ)
ただし、記録を紐解くと2005/06シーズンのコンチネンタルカップでいくつかの勝利を挙げ総合5位に入り、その年のジュニア世界選手権で金メダルに輝いているなど、若くしてその才能を発揮した選手でもある。ちなみに、2011/12に女子WCが開催されるようになるまでは、コンチネンタルカップが最高位の大会だった。

 

WCが始まって以降は、成績の浮き沈みを繰り返して来たが、昨季は自己最高となる総合12位となり上り調子にはあった。

ザイファルトのWC総合順位
2011/122012/132013/142014/152015/162016/172017/18
36位44位43位16位29位29位12位

 

しかし、まさか勝てるとは。
SNSで見せる妖艶な姿のせいもあってかネタキャラ扱いされることも多かった選手ではあるが、その裏でしっかりと努力を怠らず技術を磨いていたようだ。
参戦8シーズン目。実に84戦目の初勝利。
そういう選手が勝てたことがとてもうれしい。

 

8人ものスーツ違反を出した予選に始まり、アバクモワが居ないことに寂しさを感じる一方、突如現れた新星ヤコブレワの好成績に驚かされ、ドイツはもちろんスロベニアとノルウェーに昨季以上の手ごわさを感じ、1本目で風に泣かされたとはいえ2本目ですぐに挽回した高梨に昨季との大きな違いをみた。