ジャンプ週間が開幕 ヴェリンガー優勝 小林陵侑とクラフトが続く
Official Results
1 | アンドレアス・ヴェリンガー(GER) | 309.3pt | ヴァルト |
2 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 306.3pt | ヴァセク |
3 | シュテファン・クラフト(AUT) | 298.9pt | カンプレゲール |
16 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 273.9pt | エストヴォル |
29 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 241.5pt | パシュケ |
43 | 竹内 択(team taku) | 108.1pt | ヘール |
中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 予選53位 |
開幕からシーズンを引っ張ってきたドイツとオーストリア。
最も盛り上がるであろう状態で迎えたジャンプ週間は2万5千人の大観衆の中で幕を開けた。
追い風傾向ながらも強弱があり不安定な条件。
それでもやはり1本目のトップ10にはドイツとオーストリアの選手が8人を占めた。
その中に割って入った一人が小林陵侑。
完璧とも思える姿を見せたが、ヴェリンガーがその上を行く。
二人に追随したクラフトを含めた3つ巴の様相を呈した1本目。
この時点で3位までは5.6pt差。初戦から白熱しすぎ。
小林陵侑が、1本目を2位で折り返すのは第5戦クリンゲンタール以来となる今季2度目。
その時は3位で今季初の表彰台に立っている。
この時点で4位以降とは少し差が開いたので、おそらく表彰台は堅いだろう。
でも、陵侑はジャンプ週間開幕戦で過去3勝を挙げている。ここは是非4回目が見たい。
2本目。
3人の中では、陵侑のパフォーマンスが一番良かった。
対してヴェリンガーとクラフトは1本目ほど良くはなかったが致命傷とはならなかった。
順位は動かず。1本目の並びのまま試合は決した。
ヴェリンガーは今季初優勝。通算6勝目。ジャンプ週間での勝利は初めてだ。
また、ドイツ勢のジャンプ週間での勝利は2020/21オーベルストドルフでのガイガー以来3季ぶり。
2位の小林陵侑は今季最高位で2度目の表彰台。
一旦帰国してリフレッシュできたか状態は今季で一番良いように見える。
今季初優勝はならなかったが、2本目でヴェリンガーとの差を1.8pt詰め、クラフトとの差を6.6pt拡げた。ジャンプ週間ではタイトルを狙う上で、これが非常に重要となる。
1本目13位から2本目トップスコアでジャンプアップし今季2度目の4位となったコスと、昨季の総合優勝者グランネルがKOされるのを尻目に孤軍奮闘した5位リンビークの奮闘もあり、ドイツ・オーストリアの寡占とはならず上位5人は全て違う国の選手となった。
日本勢としては二階堂蓮が今季最高位の16位。
1本目が12位だったので2本目は少し力が入っただろうか。
ここ4試合で20位以内の成績が続いており状態は良いと思われる。
小林潤志郎は1本目でパシュケに敗れたものの、ラッキールーザーの2番手となる18位で2本目に進んだ。
2本目は追い風が収まった状態だったこともあり、逆に力が張ってしまったか。
4hillsトーナメント暫定順位
1 | アンドレアス・ヴェリンガー(GER) | 309.3pt |
2 | 小林 陵侑(JPN) | -3.0 |
3 | シュテファン・クラフト(AUT) | -10.4 |
4 | ロブロ・コス(SLO) | -19.6 |
5 | マリウス・リンビーク(NOR) | -23.2 |