クリジュナルが驚愕の6連勝 スロベニアが表彰台を独占
2023年9月24日(日)ルシュノフ(ROU)HS97/K90
6th Grand Prix Competition
1 | ニカ・クリジュナル(SLO) | 238.9pt |
2 | エマ・クリネツ(SLO) | 238.5pt |
3 | ニカ・プレヴツ(SLO) | 215.6pt |
4 | 丸山 希(北野建設SC) | 210.2pt |
8 | 岩佐 明香(大林組スキー部) | 197.0pt |
11 | 一戸 くる実(CHINTAIスキークラブ) | 192.3pt |
18 | 佐藤 柚月(札幌日大高校) | 177.6pt |
ニカ・クリジュナルが、開幕から驚愕の6連勝。
GP通算9勝目。
ただ、今までの5試合の勝利とはやや様相が異なる。
これまでの5試合の全てのラウンドでトップを獲ってきたクリジュナルだが、この日の2本目で初めて2番手に甘んじた。
パーフェクトを阻止したのは前戦から満を持した感じでエントリーし始めたエマ・クリネツ。最終的には0.4pt差まで肉薄した。
スロベニアはWエースのワンツーに加えてニカ・プレヴツが第4戦シュチルクでの2位以来となる3位に入り表彰台を独占。
2試合連続の表彰台を狙った丸山希は4位。
岩佐明香は5試合連続のトップ10内となる8位。
一戸くる実は2試合連続の11位。
前日にGP初出場して20位で初ポイントを獲得した佐藤柚月は18位で連続ポイント獲得。
女子GPの個人戦はクリンゲンタールでの最終戦を残すのみ。
クリジュナルは既に総合優勝を決め、GPでのシーズン最多勝利を挙げている。
残すは、最終戦に勝ってGPとしては史上2人目・4度目の全勝優勝となるかどうか。
- 2014 高梨 沙羅 2戦2勝
- 2015 高梨 沙羅 5戦5勝
- 2016 高梨 沙羅 3戦3勝
- 2023 N.クリジュナル 7戦?勝
ダニエラ・イラシュコ=シュトルツの引退のニュースが届いた。
ワールドカップで16勝。
2014年ソチオリンピックの個人NHで銀メダル。
2014/15シーズンにワールドカップ総合優勝。
世界選手権でも2011オスロでの個人NH金メダルをはじめとして個人・団体で通算8つのメダルを獲得した。
また、史上初めてフライングで200mを飛んだ女性ジャンパーでもある。
女子ジャンプの創成期から活躍し続け、長きに渡りトップレベルの成績を残してきた女子ジャンプの歴史そのもの。
札幌とも縁が深く、2004年から2009年にかけて、大倉山や宮の森での宮様大会やコンチネンタルカップにも出場。山田いずみら日本の女子ジャンパーたちに多大なる刺激を与え目標ともなった。
お疲れさま。
今まで楽しませてくれてありがとう。