ラニセク圧巻のヒルレコード 日本勢は2本目に進めず
2022年11月26日(土) ルカ(FIN)HS142/K120
3rd World Cup Competition
1 | アンツェ・ラニセク(SLO) | 312.8pt |
2 | シュテファン・クラフト(AUT) | 311.5pt |
3 | ピオトル・ジワ(POL) | 300.7pt |
34 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 121.2pt |
39 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 116.4pt |
40 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 116.3pt |
41 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 116.2pt |
42 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 115.3pt |
佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 予選落ち |
サッカーワールドカップとのバッティングを避け、異例の現地時間午前10時開始のルカ。
ドイツチームのスキーが届かず金曜の予選に間に合わなかったが、全チーム賛同の上で翌土曜日の8時半開始に延期。
「フェアプレイの精神が発揮されたことをみんなが喜んでいる」とレースディレクターのサンドロ・ペルティエは讃えたが 、この季節のフィンランドの日の出は午前9時。夜明け前の予選開始も異例中の異例。
風が悪さをすることの多いルカだけど特に荒れることもなく、140m超えが12本も見られるスペクタクルに富んだ好ゲームが観られた。
中でも圧巻はラニセクの1本目。
条件も良かったとはいえヒルサイズを7.0m超える149.0m。着地も決まった。
H字に開くスキーが今まで以上に完璧なH字に見えたが、例えばタンデなどもテールがいつもより広く感じた。狙ってやっていることなのか?
ラニセクにとってルカは昨季初優勝を遂げた地。その時以来となる通算2勝目。
最後は1.3pt差まで迫ったクラフトが今季2度目の表彰台。
ジワは今季初表彰台。
試合終了時点で5位だったグランネルは、その後スーツの違反が見つかり30位となった。
開幕戦から3週間近く日程が空いた為いったん帰国していた日本チーム。
ルカへの道中はフィンエアーのストライキに巻き込まれて散々だったらしい。
そのせいということではないだろうけど、この日は誰一人として2本目に進めなかった。
予選では中村直幹が5位だったのに…
なお、日本勢が一人も2本目に進めなかったのは、2016/17ガルミッシューパルテンキルヘン以来のはず。
その試合には小林陵侑も出ていて、作山コーチは予選落ち。 二階堂蓮は現地で観戦をしていた。