グランネル初優勝 佐藤幸椰4位
2020年11月29日(日)ルカ(FIN)HS142/K120
4th World Cup Competition
1 | ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) | 282.0pt |
2 | マルクス・アイゼンビヒラー(GER) | 272.1pt |
3 | ダヴィド・クバツキ(POL) | 265.6pt |
4 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルク) | 260.3pt |
15 | 小林 陵侑(土屋ホーム) | 214.5pt |
16 | 中村 直幹(東海大学札幌SC) | 213.3pt |
27 | 小林 潤志郎(雪印メグミルク) | 191.4pt |
29 | 伊東 大貴(雪印メグミルク) | 168.7pt |
41 | 佐藤 慧一(雪印メグミルク) | 84.6pt |
開幕から見事なパフォーマンスを続けていたグランネルがWC初優勝。
これまでの最高位は、昨日の試合と開幕戦を含む3度の4位。自身初表彰台が初優勝となった。
前日に比べて風が強く、いかにもルカらしいコンディション。
前日の基本ゲートが13番だったのに対し、この日は9番。
2本目の上位陣は8番に下がり、助走スピードは84km台まで下がった。
この大きめの台でこのスピードでは、よほど条件がかみ合わなければ飛距離は出ない。
1本目を4位で折り返したグランネルの2本目は、その飛行曲線からかなり良い条件に見えたし、3連勝を狙ってトップで折り返したアイゼンビヒラーの2本目は少し恵まれない条件だったように見えた。
ただし、全体としてみれば不条理感はなく、トップ二人はもちろん、3位のクバツキ、4位の佐藤幸椰ら、いま最も力があるであろう顔ぶれが上位を占めた。
グランネルの勝利も、決してアタリハズレに左右されたものなどではなく、現時点で最高レベルにある素晴らしいパフォーマンスによるもの。
この状態を維持できれば、今季中にいくつかの勝利が見られると思う。
今季ベストの4位となった佐藤幸椰は、3戦目にして初めて2本目で順位を上げた。
もっともそれは、1本目が13位という今の力には似つかわしくない順位だった故のことだったのかもしれない。
2本揃えるのはホントに難しいが、早く表彰台が欲しい。
日本勢としては、中村直幹が今季初めて予選を通過。
1本目は条件に恵まれ10位。2本目も大きく崩れることはなく16位でフィニッシュ。
本人にとっても、また、チーム・ニッポンの6枠確保にとっても大きなポイントをもたらした。
小林陵侑の2本目に僅かながらでも復調の兆しが見えた一方で、伊東大貴は条件面でハズレを引きまくっている。
なお、宮平コーチによると、陵侑はアプローチで重心が若干前の方にあり、踏切もしっかり踏めずに体だけ投げ出す動作になってしまっているらしい。
最後に-
またまたコロナ陽性が出てしまった。
既にルカ参戦を見合わせていたオーストリアオーストリアAチームとロシアチームに加えて、この日は新たにチェコチームとブルガリアチームが出場を見合わせた。