岩佐明香 入社後初V 成田絆 朝日3連勝 一戸くる実 大器の予感
2019年7月27日(土) 士別市 朝日三望台シャンツェ ミディアムヒルHS68/K60
中学生女子の部(ゲート1本目25、2本目25)
1 | 一戸 くる実(千葉市立花園中学校) | 189.6pt |
2 | 中山 和(下川ジャンプ少年団) | 186.3pt |
3 | 斎藤 優(下川ジャンプ少年団) | 156.4pt |
4 | 佐藤 柚月(札幌ジャンプ少年団) | 152.4pt |
5 | 池田 葉月(札幌ジャンプ少年団) | 145.0pt |
6 | 日野森 琥珀(小樽ジャンプ少年団) | 144.8pt |
女子の部(ゲート1本目25、2本目25)
1 | 岩佐 明香(大林組スキー部) | 211.8pt |
2 | 五十嵐 彩佳(札幌大学) | 200.8pt |
3 | 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) | 199.4pt |
4 | 勢藤 理桜(下川商業高校) | 185.4pt |
5 | 宮﨑 彩音(飯山高校) | 183.4pt |
6 | 葛西 春香(東海大学付属札幌高校) | 179.6pt |
中学生の部(ゲート1本目27、2本目27)
1 | 成田 絆(鹿角ジャンプ少年団) | 226.2pt |
2 | 坂野 旭飛(札幌ジャンプ少年団) | 223.5pt |
3 | 森 恢晟(札幌ジャンプ少年団) | 218.0pt |
4 | 中村 正幹(札幌ジャンプ少年団) | 217.0pt |
5 | 森野 幹登(札幌ジャンプ少年団) | 212.8pt |
6 | 川上 航太郎(小樽ジャンプ少年団) | 212.4pt |
小学生の部が終わってからも雨は降り続き、特に女子1本目の最後の方でかなり強まった。
女子1本目終了後は完全に土砂降り状態となり20分ほど中断。2本目のキャンセルも心配されたけど、何とか無事に最後まで試合は行われた。
女子組は、この春に大林組に就職した岩佐明香が社会人初優勝。
入社時のプレスリリースにほんの少しだけではあるけれど協力させていただいたこともあって、この勝利は私にとっても格段に喜ばしい。
岩佐は大会2連覇。この大会は、高梨沙羅が2014年から2017年にかけて4連覇を遂げているけれど、岩佐はそこを目指しているわけではないと思う。この時期はGP遠征で海外に居ることが本望だからね。
今年初めて女子組から切り離された中学生女子の部。
その初代優勝者は一戸くる実。
表彰台に乗る彼女の足の筋肉の付き方が、ちょっと他の女子選手たちとは―というか、男子も含めて他のジャンプ選手たちとは―全然違う感じで、相当鍛えているであろうことが伺える。(空手は今も続けているのかな? そっちで付けた筋肉かもしれない)
一戸は女子組と総合でも4位に入る好成績で、2位の中山和も総合で5位。
「中学生女子の部で優勝」と、国内トップレベルが出場する「女子の部で入賞」は、果たしてどちらがよりインパクトがあるのか。
いずれにしても、この日の一戸は、現在国内3強の岩佐、五十嵐、茂野に次ぐ成績。ミディアムヒルであることを考慮に入れれば、これでいきなり国内トップ選手と肩を並べたと考えるのは早計に過ぎるけれど、今後も目が離せない存在となったことは間違いないだろうね。
中学生の部の成田絆は、木曜の第5回クラレ髙梨沙羅カップ ジュニアサマージャンプ朝日大会と金曜の第28回全日本サマーコンバインド朝日大会からの3連勝。
昨年のこの大会でも1年生ながら9位という好成績を残したけど、その時に同点9位だった同学年の坂野旭飛と、今年は優勝を争った。
1本目で断トツの64.0mを飛び場内を沸かせたが、飛型点を大きく失い5位。しかし、2本目も61.5mと、ただ一人K点オーバーを2本揃えて1本目トップだった坂野に大逆転。
見ごたえのある面白い戦いだった。
中学生女子の部
① 一戸 くる実(千葉市立花園中学校)
② 中山 和(下川ジャンプ少年団)
③ 斎藤 優(下川ジャンプ少年団)
4 佐藤 柚月(札幌ジャンプ少年団)
5 池田 葉月(札幌ジャンプ少年団)
6 日野森 琥珀(小樽ジャンプ少年団)
女子の部
① 岩佐 明香(日本大学)
② 五十嵐 彩佳(札幌大学)
③ 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)
4 勢藤 理桜(下川商業高校)
5 宮﨑 彩音(飯山高校)
6 葛西 春香(東海大学付属札幌高校)
中学生の部
① 成田 絆(鹿角ジャンプ少年団)
② 坂野 旭飛(札幌ジャンプ少年団)
③ 森 恢晟(札幌ジャンプ少年団)
4 中村 正幹(札幌ジャンプ少年団)
5 森野 幹登(札幌ジャンプ少年団)
6 川上 航太郎(小樽ジャンプ少年団)
表彰式
中学生女子の部
中学生女子の部
中学生の部
中学生の部
女子の部
女子の部
やはり雨の影響だろう。比較的サクサクと試合が進み正午前には終了することの多い朝日三望台にしては、試合終了は昼を超えた。
風雪に耐えながらの冬の観戦も時としてとんでもなく過酷なものとなるけれど、雨中の観戦の方が数倍イヤだね。
以前、池田龍生がアディダスのスーツを着ていることを書いたけれど、中学生女子の部5位の池田葉月もアディダスだね。
おや? 池田龍生が1本目でアディダスのスーツを着ているね。
探してみると11月のNHK杯の写真もアディダスだ。
日本の選手は皆ミズノを着用しているのにね。龍生も試技と本戦でミズノとアディダスを使い分けているようだ。
留学したフィンランドに何らかのルートを持っているのかな?
でも、メンテナンスとかどうしているんだろう?
たぶん、この二人の他にアディダスを着ている選手はいないと思うんだけど。