イラシュコ復帰2戦目でルンビの連勝を止める
2018年1月28日(日) リュブノ(SLO)HS94/K85
14th World Cup Competition
1 | ダニエラ・イラシュコ-シュトルツ(AUT) | 262.4pt | 89.0m | 89.5m |
2 | マーレン・ルンビ(NOR) | 260.6pt | 87.5m | 90.0m |
3 | カタリナ・アルトハウス(GER) | 259.3pt | 87.5m | 89.0m |
4 | 高梨 沙羅(クラレ) | 256.6pt | 87.0m | 88.5m |
7 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 237.0pt | 83.0m | 86.0m |
15 | 岩渕 香里(北野建設スキークラブ) | 225.1pt | 85.0m | 82.5m |
23 | 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ) | 207.2pt | 78.0m | 80.0m |
6連勝中だったルンビを止めたのは、アルトハウスでも沙羅でもなくまさかのイラシュコ。
10月に膝の手術を行い、そこからの復帰わずか2戦目での勝利。
復帰戦となった前日も表彰台まで0.6ptの4位。
あまりにも見事な復活劇。
2015/16シーズンから改修によりアプローチの形状が特徴的でとにかくタイミングが合わせにくくなったことで苦手としている選手が多いこの台。
改修後の6試合で、イラシュコにとっては2015/16の勝利に続く2勝目。
この台を得意としていることは間違いないと思うけど、それにしても見事な勝利。
ソチの銀メダリストが、平昌の金メダル候補に名乗りを上げたと言ってよい。
さて、これでオリンピック前の日程は終了。
沙羅と有希は一度も勝利のないままその日を迎えることとなった。
失望はしていないし過信もしていない。
あるのは純粋にコンペティションとして楽しみたいという気持ちだけ。
ただ、彼女たちの夢が金メダルなのであるなら、それなりに長く見続けてきた者の一人として「その夢が叶うといいね」という親心のような気持ちがあるのは確か。