2017/18 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第13戦ザコパネ

セメニッチ ワールドカップ初優勝

2018年1月28日(日) ザコパネ(POL)HS140/K125 

18th World Cup Competition 

 アンツェ・セメニッチ(SLO)  245.6pt  134.5m  137.5m
 アンドレアス・ヴェリンガー(GER)  242.0pt  119.5m  136.5m
 ぺテル・プレヴツ(SLO)  241.2pt  131.0m  134.0m
 
11  小林 潤志郎(雪印メグミルク)  230.3pt  123.5m  140.0m
16  小林 陵侑(土屋ホーム)  218.5pt  124.5m  130.5m
24  葛西 紀明(土屋ホーム)  193.5pt  119.0m  121.0m
25  伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部)  191.9pt 119.0m  124.0m

予選リザルト
オフィシャル リザルト


 

条件が定まらず荒れた試合ではあったけれど、アンツェ・セメニッチがWC初優勝。
過去最高位は今季バートミッテルンドルフでの8位。表彰台にも乗ったことのない24歳は、しかし、先日のフライング選手権団体で銀メダルに貢献するなど、今季はスロベニアの主力として力をつけてきていた。
この日も1本目5位からの逆転勝利。

 

小林潤志郎、ストエルネンに続く今季3人目の初優勝選手にして、今季8人目の優勝者。

 

アンツェ・セメニッチ

2017年WC札幌大会でのアンツェ・セメニッチ

 

 

2本目で久々にらしさを見せたアンドレアス・ヴェリンガーが今季6度目の表彰台。
ここのところシングルが続いているぺテル・プレヴツは、2016/17札幌で優勝して以来の表彰台。

 

1本目でトップに立ち地元の観客を大いに沸かせたステファン・フラは、初の台乗りを逃したけれど自己最高位の4位。
前戦バートミッテルンドルフでは3位表彰台に入り調子を上げているシモン・アマンが5位に入った。
COCでトップに立ちWCに招集されたマリウス・リンビークは前日の団体戦でもまずまずの結果を残したけれど、この日はなんと8位。

 

でも、なんといってもこの日最大の衝撃はカミル・ストッフ。
1本目で条件の悪さもあって38位。なんとイエロービブの選手が2本目に進めなかった。
飛び終えては何度も首をひねり、観衆は一瞬静まり返る。
これによりリヒャルト・フライタークが総合トップに返り咲いたけれど、そのフライタークだって10位という・・・

 

日本勢は、小林潤志郎はトップ10を逃しはしたけれど2本目だけ見れば4位でそんなに悪くはなかった。
前日の団体戦で復帰した伊東大貴はしっかりとポイントゲット。
この日出場した4名はこれにて帰国し、竹内択が合流して国内調整。
葛西を除く4名は、3日に大倉山で行われるUHB杯に出るらしい。
なお、シモン・アマンの出場情報も流れたが、結局出ないらしい。