2015/16 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第11戦ビショフスホーフェン

プレヴツ 圧倒的な強さでジャンプ週間を制する

2016年1月6日(水)ジャンプ週間第4戦 ビショフスホーフェン(AUT)HS140/K125

① ぺテル・プレヴツ(SLO) 297.3pt(139.0m 142.5m)⇔ セメニッチ
② セヴェリン・フロイント(GER) 290.5pt(136.0m 141.0m)⇔ ガングネス
③ ミハエル・ハイベック(AUT) 282.6pt(134.0m 139.0m)⇔ トリンガー

9 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 254.8pt(129.0m 131.0m)⇔ アルテンバーガー
10 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 251.2pt(130.5m 130.0m)⇔ コルニノフ
32 竹内 択(北野建設スキー部) 107.8pt(122.0m)⇔ フェットナー
30 作山 憲斗(北野建設スキー部) 100.1pt(121.0m)⇔ D・プレヴツ

41 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) 92.1pt(115.0m)⇔ ハウアー

予選不通過 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部)

 


 

ジャンプ週間最終結果
① ぺテル・プレヴツ(SLO) 1139.4pt
② セヴェリン・フロイント(GER) 1112.9pt
③ ミハエル・ハイベック(AUT) 1081.6pt

4 ケネス・ガングネス(NOR) 1073.5pt
5 シュテファン・クラフト(AUT) 1036.2pt

7 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 1013.2pt
13 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 967.3pt
26 竹内 択(北野建設スキー部) 680.1pt
30 作山 憲斗(北野建設スキー部) 622.5pt
37 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) 400.0pt
54 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 203.5pt

 


 

最終戦を前にしてトップのプレヴツと2位フロイントの差は19.7pt。
もちろん勝負は最後までわからないけど、今のプレヴツが大きく崩れるとは思えないし・・・
という状況で始まったジャンプ週間最終戦。

 

フロイントも最後まで意地を見せてくれた。
特に2本目はすごかったね。
141.0m飛んで飛型点も58.5ptって!
と思っていたら、直後にプレヴツは伊東大貴が持つヒルレコードに迫る142.5m!
昨年このブログにフロイントは背中に鉄の板でも入れているかのごとくフライトの姿勢が微動だにしないといったことを書いたけど、今それができるのはプレヴツだね。

 

プレヴツは4戦3勝。
全8本中7本でトップ。
負けた1本だって、あの風とゲート変更のグダグダさえなかったら・・・
スロベニア人としてはペテルカ以来19シーズンぶりのジャンプ週間総合優勝。

 

日本勢では大貴が戻ってきた。
股関節を痛めているらしいけど、この日のフライトも低く伸びる大貴らしい飛躍だった。
前戦に続いて飛び終えた後に悔しそうにしていたから、本人的にはまだまだいける感触があるんだろうね。

 

葛西は、一度は表彰台に上って欲しかったけど、まぁこれが今の精いっぱいなのかな。
地味ながらも作山が総合で30位に入ったことは収穫だと思う。

 

前2シーズンのようにニューカマーの登場も面白かったけど、最強の者同士がガチンコでしのぎを削った今シーズンのジャンプ週間はホントに面白かったよ。