ザイツが初優勝の地で通算2勝目 小林陵侑はジワリとガイガーを引き離す
2022年3月20日(日) オーベルストドルフ(GER)HS235/K200
33rd World Cup Competition
1 | ティミ・ザイツ(SLO) | 407.9pt |
2 | ピオトル・ジワ(POL) | 401.1pt |
3 | シュテファン・クラフト(AUT) | 399.8pt |
6 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 384.2pt |
11 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 374.9pt |
30 | 佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) | 313.3pt |
34 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 139.5pt |
46 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 予選落ち |
フィンランドの24歳エトゥ・ノウシアイネンは、2016/17にWCデビューして以降この週末までは4試合でしかポイントを獲ったことがなく、その最高位は18位だった選手だ。
それが昨日15位となり、そしてこの日の1本目をなんと2位で折り返した。
2本目は伸ばせず最終8位だったが、初のトップ10入りに何度もガッツポーズを見せ嬉しそうだった。
トップで折り返したジワは、2019/20タウプリッツ-バートミッテルンドルフ以来となる3度目の勝利に手が掛ったが、2本目は緑のラインに届かず肩を落とした。
おそらくは表彰台まで失ったと思ったのだろう。2位と知ると一変して喜びの声を挙げた。
今季ここまでのポーランドは、第6戦クリンゲンタールでのストッフと、第20戦ラハティでのジワの3位が最高位。
それを1つ上げることとはなったが、チームとして一つも優勝がないのはあまりにも寂しい。
7位からの逆転となったザイツ。
フライング世界選手権では銀メダル。昨日のWCフライング初戦では3位。フライングに強いところを見せつけている。
通算2勝目。初優勝の舞台もまた2018/19オーベルストドルフのフライングヒル。今日を含めて過去9回の表彰台のうち5回がフライングだ。
クラフトは直近7試合で3回の優勝を含む6度の表彰台と絶好調。フライングのスタンディングでザイツと並びトップに位置している。
イエラルは4位となり、涙の表彰台となった前日の3位がフロックではないことを自ら証明してみせた。フライング総合で現在3位。
総合優勝争いは、40ptを加えた小林陵侑に対してガイガーは29ptの積み上げに終わり、その差は55ptから66ptに拡がった。
もっとも、予選落ちの危機もあったガイガーにしてみれば、これでも良しとすべきなのかもしれない。
1 | 小林 陵侑(JPN) | 1544 | – |
2 | K.ガイガー(GER) | -66 | – |
3 | H-E.グランネル(NOR) | -368 | – |
4 | M.リンビーク(NOR) | -433 | – |
5 | S.クラフト(AUT) | -539 | – |