スキージャンプの結果を下手な写真でお伝えします

2018/19 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第27戦プラニツァ

アイゼンビヒラーWC初優勝 クラニエッツ引退

2019年3月22日(金) プラニツァ(SLO)HS240/K200

35th World Cup Competition 

 マルクス・アイゼンビヒラー(GER)445.0pt 238.5m 233.0m
 小林 陵侑(土屋ホーム) 438.1pt 242.0m 220.0m
 ピオトル・ジラ(POL) 437.3pt 242.0m 234.0m
 
13 小林 潤志郎(雪印メグミルク) 393.3pt 217..0m 228.0m
19 葛西 紀明(土屋ホーム) 376.6pt 219.5m 210.0m
24 佐藤 幸椰(雪印メグミルク) 362.9pt 216.5m206.5m
27 伊東 大貴(雪印メグミルク) 359.5pt209.5m206.5m
28 中村 直幹(東海大学) 358.8pt205.5m203.0m

予選リザルト オフィシャル リザルト


 

小林陵侑248.0m。アイゼンビヒラー248.0m。
予選で共にナショナルレコードを更新したふたり。
その勢いのまま本戦でも激しいつばぜり合いを演じ今季5度目のワンツーフィニッシュ。
いつもと違っていたのは、5度目にして遂にアイゼンビヒラーが陵侑を従えたこと。そしてこの勝利がアイゼンビヒラーにとってWC初勝利となったこと。

 

今季ここまで、ことごとく陵侑に初優勝を阻まれてきたアイザイ。

 

この日も1本目を陵侑に次ぐ2位で折り返し、2本目でカレントリーダーとなったが、”どうせまた陵侑にしてやられるんでしょ” って雰囲気に満ちていた感があった。
ところが最終ジャンパー陵侑が「助走姿勢が低くなり過ぎて、踏み切るタイミングが遅れてしまった」ため2本目だけで見れば12位と失速。
アイザイは昨季ラハティで自身初の2位となっているので、その時から数えて6度目の正直で遂にWC初優勝を遂げることとなった。

 

先月の世界選手権LHで金メダルを獲った時には吠えまくったアイザイだったが、この日は意外なほど静か。
でも個人的には、世界選手権での金メダルよりもこの日の初優勝の方が数段うれしい。
今季このままアイザイが優勝することなくシーズンが終わってしまうかもしれないことを気に病んでいたので、これでようやく胸のつかえがとれてスッキリと大団円を迎えることができる。

 

COC札幌大会で活躍した選手には親近感が沸くが、アイゼンビヒラーはその際に少しだけ言葉を交わすことができたこともあって何とも愛着のある選手。
今季の活躍はすごくうれしいし、この日の優勝もアイザイに成り代わって吠えたいぐらいにうれしい。
ホントにおめでとう。

 

第53回STVカップ国際スキージャンプ競技大会 FIS COC 2014

 

これでアイザイはプラニツァ7のトップに浮上。
そして6位にはなんとアマンがいる。
元康氏が指摘している通りアマンのスキーの先端はほぼ平ら。これで少しでも空気抵抗を減らそうということなんだろうけど、アマンってビンディングだったりブーツだったり常に新兵器を導入してくるのも楽しい。

 

Planica Seven  総合順位 (全順位
1マルクス・アイゼンビヒラー(GER)690.0
2小林 陵侑(JPN)685.9
3ティミ・ザイツ(SLO)658.5
4ピオトル・ジラ(POL)652.5
5ドメン・プレヴツ(SLO)641.8

 

フライング総合においてもアイゼンビヒラーが陵侑と入れ替わりトップに。
ジラが5位から二つ順位を上げ、ストッフとクラフトが一つずつ落とした。
数字の上では6位のクバツキまで総合優勝の可能性があるが、事実上、アイザイと陵侑の一騎打ちとみていいんじゃないかな。
フライングを飛ぶためにジャンプ選手になったというアイザイ。このタイトルはぜひアイザイに獲ってもらいたい。

 

Ski Flying 総合順位 (全順位
1マルクス・アイゼンビヒラー(GER)311
2小林 陵侑(JPN)307
3ピオトル・ジラ(POL)239
4カミル・ストッフ(POL)220
5シュテファン・クラフト(AUT)214

 

WC総合では前戦終了時点でクラフトとストッフの3位以上が確定しており、両者の差は66ptだったが、最終戦を前にして71ptに開いた。
この日はクラフト14位、ストッフ18位と二人ともさえなかったけれど、さてどうなるか。
また、現在32位の大貴は最終戦になんとか滑り込みそうだけど、37位の葛西はどうだろう?

WC総合順位

 


 

アイザイ初優勝といううれしい知らせの次は寂しい知らせ。
ロベルト・クラニエッツの引退が発表された。

 

好きな選手を一人だけ挙げろと言われれば迷わずクラニエッツと答えてきた私にとって、すごく寂しいことではある。
けれど、ここ数年は若手の台頭もあり主戦場がCOCとなり表舞台からは姿を消しつつあった。遅かれ早かれこうなる日がくることはわかっていたのでショックは無い。
ただ、引退試合が予選不通過(47位)で終わってしまったのは残念。

 

2010/11 FISスキージャンプワールドカップ個人第15戦札幌

2015/16 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第15戦札幌

第57回STVカップ国際スキージャンプ競技大会 FISコンチネンタルカップ2018

 

WCで7勝。初優勝を除く6勝がフライングでフライングマイスターの称号を欲しいままにした。
最後の勝利は引退の地と同じ2015/16のプラニツァ
お疲れさま。今まで楽しませてくれてありがとう。

 

 

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