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2018/19 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第21戦ビリンゲン

ガイガー 今季2勝目 ストッフと小林陵侑がつばぜり合い

2019年2月16日(土) ビリンゲン(GER)HS145/K130

27th World Cup Competition 

 カール・ガイガー(GER) 311.1pt 142.0m 150.5m
 カミル・ストッフ(POL) 307.1pt 144.5m 144.5m
 小林 陵侑(土屋ホーム) 304.7pt 144.5m 143.0m
 
12 小林 潤志郎(雪印メグミルク) 273.2pt 136.5m 140.5m
13 伊東 大貴(雪印メグミルク) 273.0pt 134.5m 140.5m
30 佐藤 幸椰(雪印メグミルク) 236.7pt 131.5m124.5m
40 葛西 紀明(土屋ホーム) 108.3pt 122.5m 
  中村 直幹(東海大学) 予選落ち   

予選リザルト オフィシャル リザルト


 

ミニフライングとしての趣もあるこの台でこの日繰り広げられたのは大飛躍連発のスペクタクル。
アイゼンビヒラーとライエが2本目に進めない波乱もあったけど、会場を埋め尽くした2万を超える観客の盛り上がりも含めてこのショーを堪能した。

 

ガイガーは今季・通算ともに2勝目。
条件に恵まれたとはいえ、2本目の150.5mは圧巻だった。
1本目をトップで折り返し3連勝に向けて突き進まんとするストッフを止めたことは、結果的に陵侑の総合優勝への援護射撃にもなった。
この日、誰よりもガイガーを祝福しなければならないのは陵侑だろうね。

 

その陵侑。2本目は「今大会で一番苦しい空中(の条件)で伸びなかった」
2本目のゲートに着いた時は向かい風だったけどイエローが出てしばし待たされた。
追い風で進んできた試合なので、この場面で一人だけ向かい風で出すわけにはいかなかったということは理解できる。でも、追い風でスタートさせたガイガーも結果は向かい風に変わっているので、陵侑もサクッとスタートさせても良かったかなとも思う。
ただ、これもすべてコンピューター判断だったのなら仕方ないけど。

 

いずれにしてもストッフには20ptの追い上げしか許さなかった。
残り7戦で両者の差は411pt。
ストッフが全勝したとしても、陵侑はあと289pt積み上げればタイトルを獲れる。(同点だとしても勝ち数で陵侑が上回る) 
つまり、残り7戦でストッフが全勝しても陵侑は全て5位だとしても逃げ切れる。いよいよタイトルは見えてきた。

 

なお、この日3位となったことで陵侑は、1998/99船木和喜が持つ日本人シーズン最多表彰台記録の15回に並んだらしい。

 


 

心配性ゆえに、ちょっと気になることを2点。
まずは、ここにきて陵侑の踏切直後からフライトの中盤にかけて板がばらつく場面が目につくこと。ジャンプ週間の頃までにはほとんど見られなかったように思うんだけど…
オーベルストドルフ3連戦の初戦で14位に終わったことを受け、真新しい硬いブーツに履き替えたところスキーが安定し翌日は優勝。でも、その後の3試合はあまりスキーが安定しているように見えない。
当然、飛距離にも影響するだろうし、飛型点の減点対象ともなる。

 

次にブーツ。
ここにきてブーツによる失格が頻出している。
金曜の予選とこの本戦で1名ずつブーツ違反により失格者が出ており、先日の女子リュブノでもブーツ失格者が1名出ている。
その際に解説の元康氏は、ブーツによる失格は極めて珍しくほとんど聞いたことがないと言っていた。

 

ブーツの違反って具体的にどういうことを指すのか?
確かに今季はBMIルールの変更によりブーツの重さが体重から除かれることとなったけど、これによりブーツを重くしてスキーの長さを稼ぐというようなことも出来なくなったはず。
例えばブーツの外側をわざと縦長に作ってビンディングの取り付け位置(規定ではスキーの長さに対して前方から●%以内とか決っている)をズラすとか?

 

陵侑はブーツを変えて不調を脱したけれど、どうやらその後も少なくとも2種類のブーツを使い分けているように見える。
それが単に古いブーツと新しいブーツという違いだけなのかはわからない。
ブーツ違反の詳細がわからないだけに何とも言えないけれど、それだけにちょっと不気味にも感じられる。
あくまでも、心配性ゆえに。

 


 

Willingen 5 は、初日トップだったアイゼンビヒラーが自滅。
この日勝ったガイガーが6位からトップに浮上。5位だった陵侑が2位に浮上。昨年の覇者ストッフも9位から4位に浮上してきた。
逆にジラとザイツが一つ順位を落とし、クラフトは3位から一気に8位に沈んだ。

 

Willingen 5 総合暫定順位 (2月16日個人第1戦終了時点)

  1.  465.0pt カール・ガイガー
  2.  463.1pt 小林 陵侑
  3.  458.6pt ピオトル・ジラ
  4.  454.9pt カミル・ストッフ
  5.  441.1pt ティミ・ザイツ

スタンディング

 

 

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