スキージャンプの結果を下手な写真でお伝えするブログです

ソチ オリンピック 2014 男子団体ラージヒル決勝

2014年2月18日(火)  現地時間 17日21時15分~ 
ロシア ソチ ルスキエ・ゴルキ・ジャンピング・センター HS140 k125

ニッポン、絆でつかんだ涙の銅メダル!

金 ドイツ(519.0pt 1位)(522.1pt 2位) 1041.1pt
 アンドレアス・ヴァンク (132.0m 123.2pt 7位)(128.0m 125.5pt 6位)
 マリヌス・クラウス (136.5m 136.1pt 1位)(134.5m 132.0pt 1位)
 アンドレアス・ヴェリンガー (133.0m 125.3pt 4位)(134.5m 133.9pt 1位)
 セヴェリン・フロイント (131.5m 134.4pt 2位)(131.0m 130.7pt 5位)

銀 オーストリア(516.5pt 2位)(521.9pt 3位) 1038.4pt
 ミハエル・ハイベック (134.0m 127.7pt 3位)(130.0m 130.4pt 3位)
 トーマス・モルゲンシュテルン (129.0m 124.3pt 2位)(133.5m 129.9pt 2位)
 トーマス・ディートハルト (136.0m 136.0pt 1位)(132.5m 130.2pt 2位)
 グレゴア・シュリーレンツァウアー (128.5m 128.5pt 5位)(132.0m 131.4pt 4位)

銅 日 本(507.5pt 3位)(517.4pt 4位) 1024.9pt
 清水 礼留飛 (132.5m 127.8pt 2位)(131.5m 132.6pt 2位)
 竹内 択 (127.0m 117.9pt 5位)(130.0m 120.5pt 7位)
 伊東 大貴 (130.5m 130.3pt 2位)(132.0m 127.0pt 4位)
 葛西 紀明 (134.0m 131.5pt 3位)(134.0m 137.3pt 3位)

4位 ポーランド(489.2pt 4位)(522.6pt 1位) 1011.8pt
 コット(5位、4位) ジラ(9位、3位) ジオブロ(3位、3位) ストッホ(4位、1位)

5位 スロベニア(488.2pt 5位)(507.4pt 5位) 995.6pt
 テペシュ(4位、8位) クラニエッツ(10位、6位) ダミヤン(6位、7位) プレヴツ(1位、2位)

6位 ノルウェー(486.0pt 6位)(504.7pt 6位) 990.7pt
 バーダル(1位、1位) ファンネメル(3位、5位) ヤコブセン(9位、6位) ベルタ(7位、7位)

7位 チェコ(476.0pt 7位)(491.8pt 7位) 967.8pt
 ヤンダ(6位、7位) ハイエク(4位、4位) コウデルカ(5位、5位) マトゥラ(9位、8位)

8位 フィンランド(461.5pt 8位)(481.3pt 8位) 942.8pt
 コイブランタ(8位、5位) マーター(6位、8位) ムオトカ(7位、8位) アホネン(8位、6位)

 

葛西 紀明は、フラワーセレモニー後のインタビューで、「うれしいです」と言って涙ぐんだ。
まさか葛西が泣くなんて・・・
彼は、自分自身のことには一言も触れずに、
悔しい思いをしてきた礼留飛、
病気とも闘っていた択、
膝を痛めても飛び続けた大貴、
それぞれのがんばりを讃え、「絶対にメダルを獲らせてあげたいと思った。4人で力を合わせてメダルを取れたことが本当にうれしい」と語った。

この男がヨーロッパでレジェンドと呼ばれるのは、41歳にして第一線で活躍しているということだけでなく、「あふれ出る人間力」故のことであると再認識させられた。

 

伊東 大貴は、「痛かったけど終わるまで痛いと言いたくなかった」と、ソチでの苦しい日々を振り返り声を詰まらせた。
葛西が泣くのも意外だったが、大貴が泣くのはもっと意外だった。
葛西が注目された大会ではあったが、ここ数年の日本男子ジャンプ界を支えてきたのは間違いなく大貴。
その大貴が、ようやくその活躍にふさわしい栄誉を手にしたのだ。

大貴が涙ぐんだ瞬間が、私にとって今大会で二番目に泣けたシーン。
そして、翌日の新聞に載った、フラワーセレモニーでの満面の笑み。
大貴のこんな顔見たことがない。
この写真がなぜだか一番泣けた。

 

竹内 択は、1月初めのジャンプ週間中に体調を崩し緊急帰国。
ツイッターで、「報告したかったのですが、できない状態でありました。今後の方針については、改めて報告させていただきます」と意味深のつぶやき。
下旬のWC札幌大会の出場も危ぶまれたが、病院から特別に許可をもらい復帰。
その後も治療を続けながらのオリンピック出場だった。
本調子ではないながらも、大貴とともにダブルエースと呼ばれてきた竹内は、「今の精いっぱい」のジャンプを見せた。

その彼が、実は120万人に一人という難病と闘いながらメダルに挑んでいたことを公表したのは試合が終わってからのこと。 葛西が泣くのも納得だ。

 

清水 礼留飛は、年末年始のジャンプ週間の遠征メンバーから外された。
葛西が言う、「悔しい思い」とは、この時のことを言っているのだろう。
ジャンプ週間は12月29日~1月6日。
オリンピック代表が発表されたのが1月7日。
5日の雪印杯で優勝し必死にアピールしたが、どんな思いで発表の日を待っていたのだろう。

ソチでは、その悔しさや不安を振り払うかのごとく、トレーニングから終始好調を維持し続けた。
「先輩たちのおかげ」と珍しく(!?)謙虚に語ったが、銅メダルの立役者は礼留飛だったといっても過言ではな

 

渡瀬 雄太が、このチームで果たした功績は計り知れない。
ソチ入りした当初の公式練習でなかなか調子が上がらなかった大貴と択に比べて、逆に好調だったのが渡瀬だ。
彼の好調さが、チーム内に良い競争意識を生んでいたであろうことは想像に難くない。

団体戦前日の公式練習でも132mの大飛躍で最後までアピール。
残念ながらメンバーからは漏れたが、大貴は、かつて原田雅彦が葛西に対してそうしたように、渡瀬の手袋を借りて団体戦に臨んでいたらしい。

 

ドイツとオーストリアが僅差で金メダルを争い、日本が必死にこの両者に喰らいつき、ポーランドが渾身の追い上げを見せたハイレベルで白熱の好ゲーム。

オーストリアの五輪と世界選手権の団体戦8連覇を阻止したドイツ。
おめでとう!

個人戦では振るわなかったけど、底力を見せてくれたオーストリア。
おめでとう!

5人がそれぞれの役割を果たし、長野以来16年ぶりの団体メダルを獲得したニッポン。
おめでとう! 
そして
ありがとう!

最高のオリンピックだった!