2018 FISグランプリジャンプ 男子個人第4戦クーシュベル

クリモフGP初優勝 佐藤幸椰 自己最高5位

2018年8月11日(土) クーシュベル(FRA)HS135/K125 

5th Grand Prix Competition 

1  エフゲニー・クリモフ(RUS)  259.9pt  132.0m  129.0m
2  ダニエル・フーバー(AUT)  254.3pt  128.5m  133.5m
3  ロマン・コウデルカ(CZE)  247.9pt  125.5m  130.0m
 
5  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部)  245.7pt  131.0m  127.5m
20  小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部)  215.2pt  116.0m  126.5m
29  中村 直幹(東海大学)  100.0pt  121.0m 失格
35  原田 侑武(雪印メグミルクスキー部)  88.0pt 114.5m  
38  岩佐 勇研(東京美装グループスキー部) 85.9pt 112.5m  

予選 リザルト
オフィシャル リザルト


 

ストッフの3連勝で幕を開けた今夏のGP。
スタンディング2位にジワ、4位にクバツキなど、ポーランドはトップ10に5人が顔をそろえている。
しかし、この試合はそれらAチームをエントリーせずに、ポーランドは若手主体で臨んできた。
これでライバル国にチャンスが広がった。

 

クリモフはWC・GPを通じて初優勝。
第1戦はエントリーが無かったが、第2戦ヒンターツァルテンで5位、先週土曜日の第3戦アインジーデルンで3位と、ここまで見事な成績を見せている。

 

フーバーはWC・GPを通じて初表彰台。
WCでは2017/18ヴィスワでの6位が最高位だが、GPでは初のシングルがこの表彰台。
昨年のCOC札幌・HTBカップの優勝者。ちなみにその時の2位がクリモフ。
そういう選手達には愛着がある。

 

WCで5勝の実績を持つコウデルカは、GP11度目の表彰台。
昨季WCでは、出場した12試合でポイント獲得はなんとたったの2試合(20位と30位)のみというあまりにも寂しい成績だった。
しかし今夏は、全4戦でポイントゲット。前戦は6位だった。
大好きな選手の復調はうれしい。

 

佐藤幸椰は、GPで初のシングルにして自己最高位の5位。表彰台が見えていただけに、うれしさより悔しさが先に来る。
中村直幹は2本目を飛んだ後でスーツ違反で失格。これもなんとも悔しい。

 

スーツ違反は本戦で4人。予選で1人。そのうち3人がポーランド。
狙われたかな? という気がしなくもない。
ただ、それを敢えてAチーム不在時に行ってきたかな? とも思う。
いずれにしても、ポーランドが次にAチームがをエントリーする際には、余計な神経を使わされることとなったように思う。