荒れ模様の試合をタンデが制する
2018年3月11日(日) オスロ(NOR)HS134/K120
24th World Cup Competition
1 | ダニエル-アンドレ・タンデ(NOR) | 258.1pt | 128.0m | 132.0m |
2 | シュテファン・クラフト(AUT) | 256.7pt | 129.5m | 124.5m |
3 | ミハエル・ハイベック(AUT) | 255.6pt | 133.0m | 130.5m |
19 | 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) | 231.0pt | 126.0m | 127.0m |
27 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 220.6pt | 121.0m | 123.0m |
30 | 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) | 200.9pt | 122.5m | 111.0m |
34 | 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) | 106.7pt | 118.0m | |
竹内 択(北野建設) | 予選落ち |
とにかく難しい試合だった。
数値上は向かい風ではあるけれど、スキーを2度3度と叩かれる選手が多く、場所によっては追い風が強く吹いていたであろうと思われる。風速もまちまちで、WFによる補正もほぼ効果なし。1本目の途中ではアプローチスピードに影響しそうな量の雪も降った。
とにかく、飛び終えて首をひねったり、不満の表情やしぐさを表す選手のなんと多かったことか。
1本目でアイゼンビヒラー、ファンネメル、プレヴツ、フラ、小林潤志郎らが撃沈された一方で、20歳のバルトル、17歳のリーロイドが上位につけた。
前日の団体戦で強すぎたノルウェー勢も一様にでたらめな風に苦戦する中、復調傾向にあるクラフトと五輪で目覚めたハイベックが上位につけた。
そこにストッフ。
独りだけ違う試合の映像を見せられているのかと見まごう、別次元の138.0mを出したのはこの試合のハイライトだった。
ああ、今日もストッフで決まりか・・・ でも、この日のホルメンコーレンはそんな生易しいものではなかったね。如何にストッフと言えども2本揃えるのは難しく、K点の手前で容赦なく叩き落され、優勝はおろか表彰台さえも失ってしまったのだから。
ただ、トップとの差が5.1ptしかつかなかったのは、RAW AIRトーナメントにとっては幸いだったかな。
1本目の8位から大逆転となったタンデは、ヴィリンゲン以来となる今季2勝目。通算5勝目。
今季最高位の2位となったクラフトは2戦連続の表彰台。
3位のハイベックは今季初のシングルで、2016/17ヴィケルスンでの3位以来1年ぶりの表彰台。
RAW AIR トーナメント 総合順位 (全順位) | ||||||||||||
Name | Total | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | |
1 | ストッフ | 681.8 | 143.2 | 285.6 | 253.1 | |||||||
2 | ヨハンソン | 675.3 | 137.0 | 284.3 | 254.0 | |||||||
3 | フォルファン | 661.6 | 134.3 | 273.7 | 253.6 | |||||||
4 | タンデ | 650.4 | 125.2 | 267.1 | 258.1 | |||||||
5 | クラフト | 648.0 | 126.6 | 264.7 | 256.7 |