2015/16 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第13戦リュブノ

マヤ・ブティッツWC初優勝 高梨沙羅の連勝は10で止まる

2016年2月13日(土) リュブノ(SLO)HS95/K85

① マヤ・ブティッツ(SLO) 267.7pt(91.0m 91.0m)
② 高梨 沙羅(クラレ) 263.2pt(91.5m 91.5m)
③ シュペラ・ロゲリ(SLO) 258.7pt(87.5m 90.0m)

11 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 234.4pt(82.5m 85.5m)
30 岩渕 香里(松本大学) 204.7pt(82.0m 75.5m)

31 勢藤 優花(北海道メディカルスポーツ専門学校) 106.9pt(80.5m)

 


 

マヤ・ブティッツはそこそこ力のある選手ではあったけど昨シーズまでは表彰台に乗ったのはわずかに1回(3位)だけ。
それが今季は開幕戦で2位、蔵王で3位と2位などここまで3度の表彰台に立っており、総合でも3位につけている。
今季4度目、通算5度目の表彰台がついに初の真ん中。

 

改修されたリュブノはアプローチの形状が特徴的でとにかくタイミングが合わせにくいらしい。
実際、素人目に見ても明らかなタイミング遅れが目立った。
今季2敗目を喫し、連勝記録も10で途絶えた高梨沙羅も試合後のコメントによると、やはりこの台の特徴をつかみきれなかったようだ。

 

一方、優勝したブティッツや3位に入ったロゲリは、改修後のこの台を飛ぶのはおそらく初めてではないだろうから地元の利があったのだろう。
少なくともこの二人に関してはサッツのタイミングはバッチリだったように見えた。

 

スロベニア人のスタイルジャッチが沙羅の2本目にあからさまに低い点数を付けたことはあったにせよ、どのみち結果は変わらないわけで、13位に終わったイラシュコや17位に終わったルンビも苦しんだ難攻不落のこの台を攻略したブティッツとロゲリを素直に褒め称えたい。
おかげで、おそらくあの時(こちら)以来となるバロウコーチのおさげ髪も見られたしね。

 

どうでもいいことだけど、NHK-BSの解説の斉藤智治氏のネクタイがスキージャンプの絵柄だったね。