ニカ・プレヴツが今季7勝目でWC総合優勝に大きく近づく 丸山希は今季ベストの8位でフライング出場を決める
Official Results
1 | ニカ・プレヴツ(SLO) | 260.2pt |
2 | エイリン‐マリア・クバンダル(NOR) | 258.6pt |
3 | エバ・ピンケルニッヒ(AUT) | 256.8pt |
8 | 丸山 希(北野建設SC) | 229.1pt |
12 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 217.6pt |
17 | 高梨 沙羅(クラレ) | 209.0pt |
22 | 勢藤 優花(北海道エネルギースキー部) | 194.7pt |
28 | 一戸 くる実(CHINTAIスキークラブ) | 166.4pt |
岩佐 明香(大林組スキー部) | 予選46位 |
しばらく勝利から遠ざかっていたWC総合首位のニカ・プレヴツが9試合ぶりに優勝。
WC総合2位のピンケルニッヒが3位だったために、40pt引き離すこととなり両者の差は194ptとなった。
残り3試合。数字の上では逆転は可能だがプレヴツは初の総合優勝に大きく近づいたと言える。
2位のクバンダルは2本ともコーチリクエストを使った。
いずれもHSの95%に届かず加点は得られなかったが、それでも1本目はトップ。
加点が得られていればクバンダルの勝利ではあったが、ただ、これを”リクエストが失敗した”と捉えるのは違うと思う。
これについては、先日のオスロの記事で詳しく書いているので、ぜひご覧いただきたい。
ノルウェーに来てから調子の上がらない伊藤有希は12位。
総合トップのプレヴツとは429ptの差がついてしまい、これで総合優勝は夢と消えた。
数字の上では2位の可能性は残しているが、4位ルーティットとの差が詰まってきてもいる。
なんとか3位は死守したい。
伊藤有希に代わってこのところ好調なのが丸山希。
前戦のNHで今季ベストの11位となったばかりで、この日は今季初シングルとなる8位。
この2試合の成績が効いてヴィケルスンの出場が決まった。
ヴィケルスンに出場するのはトロンハイム終了時点のWC総合15位までの選手。
これにトロンハイム終了時点のRAW AIR総合15位の中で最大5選手が加えられる。
なお18歳未満の選手はFHには出場できない。
ヴィケルスンFH出場選手
- N.プレヴツ*
- E.ピンケルニッヒ
- 伊藤有希
- A.ルティト
- J.ザイフリーズベルガー*
- N.クリジュナル
- J.パニエ
- E-M.クバンダル*
- 高梨沙羅*
- K.シュミット
- J.ラウティオンアホ
- S.オプセット
- M.クラマー*(辞退)
- E.クリネツ
- T-M.ビョルセット*
- L.エダー*
- S.フライターク
- 丸山希*
*マークはFH初出場の選手
ヴィケルスンでのフライング戦は昨季もRAW AIRとして1試合が開催されている。
でもそれはワールドカップとしてはカウントされない試合だった。
よって今季は史上初めてのWCとして女子フライング戦が開催されることになる。
昨季は、史上初の女子フライング公式戦というだけにとどまらないエピソードに満ち溢れたヴィケルスン。
今季はどんな戦いが見られるのかー
RAW AIR 総合順位(暫定)
1 | エイリン‐マリア・クバンダル(NOR) | 1359.2 |
2 | エバ・ピンケルニッヒ(AUT) | -53.5 |
3 | ニカ・プレヴツ(SLO) | -83.7 |
4 | カタリナ・シュミット(GER) | -114.8 |
5 | ニカ・クリジュナル(SLO) | -130.7 |
ワールドカップ 総合順位(暫定)
1 | ニカ・プレヴツ(SLO) | 1370 |
2 | エバ・ピンケルニッヒ(AUT) | -194 |
3 | 伊藤 有希(JPN) | -429 |
4 | アレクサンドリア・ルティト(CAN) | -452 |
5 | ジャクリーン・ザイフリーズベルガー(AUT) | -511 |