スキージャンプFISグランプリ2023男子個人第7戦ヒンツェンバッハ

ヴェリンガーが今季初出場初勝利 内藤智文は一線級を相手に11位

2023年9月30日(土)ヒンツェンバッハ(AUT)HS90/K85

7th Grand Prix Competition

1  アンドレアス・ヴェリンガー(GER) 262.9pt
2  シュテファン・ライエ(GER) 257.9pt
3  ダニエル・チョフェニック(AUT) 257.2pt
 
11  内藤 智文(山形県スポーツ協会) 243.6pt
16  小林 陵侑(TEAM ROY) 235.8pt
18  小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 234.2pt
30  二階堂 蓮(日本ビールスキー部) 218.4pt
31  竹内 択(team taku) 111.9pt
48  中村 直幹(Flying Laboratory SC) 103.0pt

予選 リザルト


ノルウェーを除いて強豪各国の一線級の選手たちが集まったヒンツェンバッハ。
HS90のミニマムな台なので、ちょっとしたミスが命取りとなる。
そのせいかどうかはわからないが、ここまで3勝を挙げグランプリをリードしてきたゾグラフスキーがまさかの予選落ち。

カオスとなるかとも思われたけれど、しかし、最後は実力者たちが表彰台に顔をそろえた。
ヴェリンガーは今季初参戦にして初優勝。GPでは2016ヒンターツァルテン以来となる実に7年ぶりの勝利で通算5勝目。
今季3戦目のライエはGPでは2017ヒンターツァルテンでの2位以来となる通算2度目の表彰台。
今季初参戦のチョフェニックはGP初表彰台。

この夏初めてフルメン参戦となった日本チーム。
初参戦となる小林陵侑と中村直幹は直前にプラニツァでトレーニングを行った模様。
ところが、そこで陵侑がブレーキングの際に膝を痛めたらしい。そのせいか予選で38位、本戦も16位という控えめな順位でフィニッシュ。
中村直幹も48位に終わった。

ここまでシングルを続けてきた二階堂蓮も30位と振るわず、竹内択も今季初めてノーポイントに終わった。

そんな中で内藤智文が11位と健闘。
先週のルシュノフで8位と6位という好結果を残したが、これだけ一線級の選手が揃う中でもしっかりと結果を出してみせた。マテリアル面なども含めて、取り組んできたことがしっかりと結果に結びついているようで素晴らしい。
現在総合12位。何とかトップ10を狙いたい。その差は8pt。

なお、二階堂蓮は現在総合3位。
4位との差は120ptあるので大丈夫とは思うが、それがジワだけに予断を許さない。

GP総合