オーストリアが団体戦2連勝 日本は2本目に進めず
2020年2月22日(土)リュブノ(SLO)HS94/K85
15th World Cup Competition
1 | オーストリア | 1008.7pt | ||
イラシュコ、クラマー、ピンケルニッヒ、ヘルツル | ||||
2 | スロベニア | 1005.1pt | ||
クリジュナル、ロゲリ、コマール、クリネツ | ||||
3 | ノルウェー | 960.2pt | ||
ストローム、ビョルセット、オプセット、ルンビ | ||||
4 | ドイツ | |||
5 | ロシア | |||
6 | イタリア | |||
7 | チェコ | |||
8 | フィンランド | |||
9 | 日本 | 353.8pt | ||
勢藤優花、丸山希、伊藤有希、高梨沙羅 |
今季2戦目にして最終戦となる団体戦。
団体初戦の蔵王で他を寄せ付けない大差で圧勝したオーストリアが、今度は接戦を制して連勝を収めた。
一巡目のクリジュナルがポイントでもムードでもチームを引っ張ったスロベニアが優勢に試合を運び、オーストリア、日本、ノルウェーがそれを追う展開。
ところが、日本は伊藤有希が「選手生活で初めて」というスーツ違反による失格で脱落。
10.6pt差のトップで折り返したスロベニアに、自力で勝るオーストリアがじりじりと詰め寄り逆転した。
団体戦としての結果で見れば、日本の脱落を除けばまずまず順当だったと思う。
が、個人別にみると4連勝中のヘルツルがやや精彩を欠いたのが興味深い。1本目は確かに条件は良くなかったが、数値上ほぼ同じような条件のルンビとの間で4.0mもの飛距離差があった。
たった1本の結果だけで判断できるものではないが、残り8試合でまだまだ何が起こるかわからないと感じられる。
それにしても、有希の失格はショックだった。
スタートハウスで出番を待つ姿がやたらとカメラで抜かれており、そのたびに笑顔で手を振りカメラに応えていただけに随分と皮肉な結果になったものだと思う。
失格となった有希のジャンプは87.5mで117.1ptだったので、このまま失格にならなければ日本は1本目でトップスロベニアから16.7ot差の3位だったことになる。
タラレバを言っても仕方がないが、2本目では普通に表彰台争いをしていたはずなので… でもまぁ仕方がない。