ドイツ 初実施の女子団体戦で金 日本は6位
2019年2月26日(火) ゼーフェルト(AUT)HS109/K99
Ladies Normal Hill Team
金 | ドイツ | 898.9pt | 477.1pt 1位 | 421.8pt 1位 |
ザイファルト | 107.7pt 3位 | 105.3pt 5位 | ||
シュトラウプ | 128.1pt 1位 | 116.1pt 1位 | ||
フォークト | 111.4pt 3位 | 91.9pt 6位 | ||
アルトハウス | 129.9pt 3位 | 108.5pt 1位 | ||
銀 | オーストリア | 880.3pt | 459.9pt 3位 | 420.4pt 2位 |
ピンケルニッヒ | 116.2pt 1位 | 112.4pt 2位 | ||
ザイフリーズベルガー | 98.9pt 5位 | 106.9pt 2位 | ||
ヘルツル | 114.2pt 2位 | 102.4pt 2位 | ||
イラシュコ-シュトルツ | 130.6pt 4位 | 98.7pt 6位 | ||
銅 | ノルウェー | 876.9pt | 466.9pt 2位 | 410.0pt 3位 |
ストローム | 114.5pt 2位 | 108.6pt 4位 | ||
ブローテン | 99.7pt 3位 | 91.0pt 6位 | ||
オプセット | 116.8pt 1位 | 103.3pt 1位 | ||
ルンビ | 135.9pt 1位 | 107.1pt 2位 | ||
4 | スロベニア | 828.1pt | ||
5 | ロシア | 820.3pt | ||
6 | 日本 | 806.1pt | ||
伊藤 有希 | 103.9pt 4位 | 117.4pt 1位 | ||
岩渕 香里 | 87.5pt 7位 | 83.0pt 7位 | ||
丸山 希 | 108.4pt 5位 | 94.4pt 3位 | ||
高梨 沙羅 | 118.8pt 6位 | 92.7pt 7位 | ||
7 | フランス | 718.1pt | ||
8 | イタリア | 690.5pt |
今年1月30日に急遽実施が決定した世界選手権女子団体戦。
その初代金メダリストとなったのはドイツチーム。
今季WCでも2戦2勝しており大本命ではあったけれど、やや硬くなったのか他を圧倒するような強さを見せつけるには至らなかった。
そんな中、気を吐いたのがシュトラウプ。2本ともグループトップのスコアをマークしチームを引っ張った。金メダルの立役者は間違いなく彼女であろう。
オーストリアとの激しい銀メダル争いを演じたノルウェーもオプセットが効いた。昨シーズンまでの主な役割はルンビの喜び組だったが、今季WCでは2度シングル入りするなど着実に力をつけてきている。
ブローテンもがんばった。今季WCデビューを果たし10戦しか出場実績のない選手。1本目の出来には本人もびっくりだったに違いない。
これまでは、ルンビを擁しながら他の3選手のレベルが足りていなくてWC団体で一度も表彰台に上がったことのなかったノルウェーにとって、この日のミッションは大成功。
そのノルウェーを振り切ったオーストリアは、ピンケルニッヒがいつも以上のハイテンションさでチームを鼓舞した。
そして、今月初めに肺炎を患いWC欠場を余儀なくされていたイラシュコ-シュトルツはこの試合が復帰戦。2本目は8.8pt差を追ってアルトハウスとの直接対決となったが、やや力が入り過ぎてしまったか。
結局ドイツとの差は18.6ptに開いたが、そこまでの差を感じさせない見事な戦いぶりだったように思う。
WCで女子団体戦が実施されるようになったのは昨シーズンから。
これまでの全4試合で日本は2勝・3位1回と好成績を残してきてはいる。
でも、直近の試合である2月9日のリュブノでは初めて表彰台を逃した。
昨季のドイツ、オーストリアは団体戦にそれほど力を入れていないようにに見えていたが、今季は一転して本気モード。相対的に日本は厳しい戦いを強いられるようになった。
過去のWCでの団体戦 | 優勝 | 2位 | 3位 | 日本の順位 | |
1 | 2017/18 ヒンターツァルテン | JPN | RUS | FRA | 1 |
2 | 2017/18 蔵王 | JPN | SLO | RUS | 1 |
3 | 2018/19 蔵王 | GER | AUT | JPN | 3 |
4 | 2018/19 リュブノ | GER | SLO | AUT | 4 |
WCでの高梨・伊藤の調子から見ても、戦前の予想としては、余程上手くいったとしてようやく銅メダルを狙えるかどうかというあたりが妥当なところだったかと思う。
しかし、結局は一度もメダル圏内に順位を上げることはできなかった。
それにしても、まさかロシアに負けるとは。
- 各グループ終了時の順位
1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | 6位 | |
1-1 | AUT | NOR | GER | JPN | SLO | ITA |
1-2 | GER | AUT | NOR | SLO | RUS | JPN |
1-3 | GER | NOR | AUT | SLO | JPN | RUS |
1-4 | GER | NOR | AUT | SLO | RUS | JPN |
2-1 | GER | NOR | AUT | JPN | SLO | RUS |
2-2 | GER | AUT | NOR | SLO | RUS | JPN |
2-3 | GER | AUT | NOR | SLO | RUS | JPN |
2-4 | GER | AUT | NOR | SLO | RUS | JPN |
全体に悲壮感漂い過ぎな感じがするので、ピンケルニッヒのように敢えてハイテンションでチームと自分自身を鼓舞するような選手が一人いるといいんだけどなぁ。
まぁ、さすがにピンケルニッヒは少しやりすぎだと思うけど。
しかし、ゼーフェルトはカメラアングルがひどすぎるよね。
踏切の際の足元が全然見えないし、着地からブレーキングにかけては上からカメラを回すようにして映すので三半規管にとって辛すぎる。
とにかく見ずらい。