第35回札幌市長杯宮の森サマージャンプ大会

葛西紀明圧勝 伊藤有希はバッケン更新の高梨に逆転V

2017年8月4日(金) 札幌市 宮の森ジャンプ競技場 HS100/K90 

 

葛西 紀明

 

女子組(ゲート1本目9、2本目7) 

① 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 249.0pt(97.0m 93.5m)
② 高梨 沙羅(クラレ) 248.0pt(104.0m 89.5m)
③ 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ) 198.5pt(87.5m 81.5m)

 

リザルト

 

少年組(ゲート1本目4、2本目4)

① 岩佐 勇研(札幌日本大学高校) 208.0pt(91.5m 81.5m)
② 藤田 慎之介(東海大学付属札幌高校) 205.0pt(90.0m 82.0m)
③ 竹花 大松(東海大学付属札幌高校) 198.5pt(86.0m 83.0m)

4 西森 海翔(下川商業高校) 166.5pt(76.0m 78.0m)
5 佐藤 友星(下川商業高校)  166.0pt(79.5m 74.5m)
6 小林 龍尚(岩手盛岡中央高校) 161.0pt(74.0m 77.5m)

 

リザルト

 

成年組(ゲート1本目4、2本目4)

① 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 247.0pt(98.0m 91.5m)
② 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 230.5pt(95.5m 87.0m)
③ 竹内 択(北野建設スキー部) 224.5pt(95.0m 84.5m)

=4 内藤 智文(古河市スキー協会) 217.5pt(88.5m 88.5m)
=4 山川 太朗(東海大学) 217.5pt(88.0m 89.0m)
6 齋藤 翔太(東京美装グループスキー部) 216.5pt(91.0m 86.0m)

 

リザルト
男子組総合リザルト

 


 

K点付近は強めの向かい風。
この台では、男子は通常で8番か9番ゲートが使われることが多いが、この日はなんと4番まで下げられた。
女子も通常は12番か13番だが、1本目で9番、2本目は7番まで下げられた。
ただ、70m付近は追い風になることも多く、ここをうまく越えられるかどうかが勝負の分かれ目のように見えた。

 

高梨沙羅はこの風をうまく手なずけたか、1本目でサマーのバッケンレコード更新となる104.0mのビッグフライト。
着地は尻もちつきそうだったけれど、体育座りのように両手をうまく膝に回したため転倒は免れた。
これを見た伊藤有希は優勝をあきらめたというが、沙羅の2本目は失速しK点に届かず。
無欲で飛んだ伊藤有希が優勝を手繰り寄せた。
伊藤有希は大会2連覇。

 

男子も低すぎるゲートに手こずった。
K点に達したのは、成年組の葛西紀明、小林陵侑、竹内択、齋藤翔太、伊東大貴と少年組の岩佐勇研、藤田慎之介の7名のみ。2本とも超えたのは葛西だけ。
藤田慎之介は少年組の2位という結果もさることながら、この面子の中に名を連ねたことが称賛に値すると思う。

 

なお、GP遠征組(伊藤謙司郎、原田侑武、小林潤志郎、佐藤幸椰、作山憲斗、中村直幹)は参戦していない。

 

女子組

伊藤 有希
① 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)

 

高梨 沙羅
② 高梨 沙羅(クラレ)

 

勢藤 優花
③ 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)

 

岩佐 明香
4 岩佐 明香(日本大学)

 

岩渕 香里
5 岩渕 香里(北野建設スキー部)

 

御家瀬 恋
6 御家瀬 恋(下川商業高校)

 

少年組

岩佐 勇研
① 岩佐 勇研(札幌日本大学高校) 男子総合=9位

 

藤田 慎之介
② 藤田 慎之介(東海大学付属札幌高校) 男子総合11位

 

竹花 大松
③ 竹花 大松(東海大学付属札幌高校) 男子総合14位

 

西森 海翔
4 西森 海翔(下川商業高校) 男子総合=25位

 

佐藤 友星
5 佐藤 友星(下川商業高校)  男子総合27位

 

小林 龍尚
6 小林 龍尚(岩手盛岡中央高校) 男子総合30位

 

成年組

葛西 紀明
① 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 男子総合1位

 

小林 陵侑
② 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 男子総合2位

 

竹内 択
③ 竹内 択(北野建設スキー部) 男子総合3位

 

内藤 智文
=4 内藤 智文(古河市スキー協会) 男子総合=4位

 

山川 太朗
=4 山川 太朗(東海大学) 男子総合=4位

 

齋藤 翔太
6 齋藤 翔太(東京美装グループスキー部) 男子総合6位

 

 

表彰式


女子組 高梨、伊藤、勢藤

 


女子組最長不倒賞 高梨 沙羅(104.0m サマー・バッケンレコード)

 


少年組 藤田、岩佐、竹花

 


西森、佐藤、小林

 


少年組最長不倒賞 岩佐 勇研(91.5m)

 


成年組 小林、葛西、竹内

 


内藤、山川、齋藤

 


男子組最長不倒賞 葛西 紀明(98.0m)

 


 

竹内択の板がフィッシャーじゃない!
何でも今季はこのBWTという板を使うらしい。
名寄ではフィッシャーを使っていたから、この日が実戦初投入ということか。
今季のGPでも、コウデルカ、コジセックのチェコ勢やタンデ、ファンネメルのノルウェー勢が使っているのを見て気にはなっていたんだけれど・・・
フィッシャー傘下のメーカーで、中身は実質フィッシャーという話もあるようだけれど、五輪イヤーに板を変えるって言うのも大きな冒険だよね。

 

竹内 択

 

 

 

平日開催の為、観客は少なめ。
でも、土曜日開催だった昨年が観客いっぱいだったというわけでもない。
札幌市長杯はもう少し宣伝しないとね。
札幌市民も誰も知らない。