スキージャンプFISワールドカップ2022/23男子個人第25戦オスロ

クラフトが今季3勝目 RAW AIRトーナメントで首位に浮上

2023年3月12日(日) オスロ(NOR)HS134/K120

30th World Cup Competition

1  シュテファン・クラフト(AUT) 266.1pt
2  アンツェ・ラニセク(SLO) 257.8pt
3  ダヴィド・クバツキ(POL) 257.7pt
 
14  小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 242.2pt
29  二階堂 蓮(日本ビールスキー部) 219.9pt
39  佐藤 慧一(雪印メグミルクスキー部) 96.9pt
45  小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 91.1pt
48  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) 88.2pt
   中村 直幹(Flying Laboratory SC) 予選55位

予選 リザルト


1本目のトップはダニエル・チョフェニック。
第21戦レークプラシッドで初表彰台を射止めたオーストリアの次代を担うエース候補。
初優勝に期待がかかる。
しかし、2位にはオーストリアの現エースであるクラフト、3位にはイエロービブのグランネル、4位には前日の勝者ラニセクが続く。一筋縄ではいかない。

2本目。ラニセクはカレントリーダーとなったものの思ったほど伸ばせず。グランネルは結果7位まで順位を下げややイラついた態度を見せた。
そしてクラフトは後輩への愛の鞭といわんばかりの一発を決めてトップに立つ。
さすがにチョフェニックにはプレッシャーとなったか14番手の得点で結果は5位。表彰台も失ってしまった。

クラフトは今季3勝目。通算28勝目。
予選3位となった時点でRAWAIR総合でトップに立ち、本戦でその差を広げることに成功。
試合前にはノルウェー国王からホルメンコーレンメダルを授与されたとのことで最良の日となった。

日本勢は小林陵侑の14位が最高位。
二階堂蓮は前日に続きポイントを獲得したが今季はこの試合をもって終了。

RAW AIR 総合順位(暫定)

1  シュテファン・クラフト(AUT) 768.0
2  アンツェ・ラニセク(SLO) -14.6
3  ハルヴォア-エグナー・グランネル(NOR) -17.1
4  ダヴィド・クバツキ(POL) -22.5
5  ティミ・ザイツ(SLO) -31.0

RAWAIR総合

この日5戦ぶりの表彰台となる3位クバツキは、WC総合において昨日21pt拡げられたグランネルに対し今日は24pt詰め寄った。
両者の差は290pt。残りはまだ7試合ある。

WC総合