第77回国民体育大会冬季大会 2022美の国あきた鹿角国体

西田蓮太郎が史上初の中学生V 成年Aは岩佐勇研が連覇 成年Bは清水礼留飛

2022年2月18日(金)鹿角市 花輪スキー場花輪シャンツェ HS86/K78

少年男子(ゲート1本目18、2本目17)

1  西田 蓮太郎(北海道 下川中) 211.4pt
2  山﨑 叶太郎(長野 飯山高) 210.4pt
3  杉山 律太(北海道 下川商高) 207.5pt
 
4  海沼 史人(秋田 花輪高) 206.6pt
5  湯瀬 一磨(秋田 小坂高) 205.5pt
6  平田 悠理(長野 白馬高) 198.9pt
7  千葉 大輝(北海道 札幌日大高) 197.5pt
8  辻 創太(北海道 東海大札幌高) 197.3pt

リザルト

成年B組(27歳以上)(ゲート1本目14、2本目13)

1  清水 礼留飛(新潟 雪印メグミルクスキー部) 243.7pt
2  栃本 翔平(北海道 雪印メグミルクスキー部) 214.7pt
3  細田 将太郎(北海道 北翔大学SC) 205.9pt
 
4  清水 亜久里(新潟 ユーグレナ) 193.3pt
5  湊 祐介(秋田 阿仁スキークラブ) 188.6pt
6  曽根原 郷(新潟 東京美装グループスキー部) 187.9pt
7  永井 健弘(岩手 盛岡市役所) 184.3pt
8  小山 祐(岐阜 日野自動車) 181.7pt

リザルト

成年A組(27歳未満)(ゲート1本目14、2本目13)

1  岩佐 勇研(北海道 東京美装グループスキー部) 253.1pt
2  馬淵 点(秋田 イトイ産業) 232.6pt
3  山川 太朗(新潟 東京美装グループスキー部) 229.0pt
 
4  竹花 大松(北海道 土屋ホームスキー部)  228.1pt
5  山本 豪(富山 ダイチ) 225.0pt
6  宮﨑 敬太(秋田 東海大学) 221.8pt
7  池田 龍生(神奈川 慶應義塾大学) 218.6pt
8  栗田 力樹(栃木 栃木県スポーツ協会) 218.5pt

リザルト


昨年は新型コロナの影響で開催中止となった鹿角でのスキー国体。
1年越しに無事に開催された。

少年男子では、中学3年生の西田蓮太郎が優勝。
国体で中学生が優勝したことは過去にあっただろうか?

内藤智文選手(公式サイト)に教えていただいたことを元に調べてみた。

  • 国体の少年種別に参加できる年齢は、大会開催年(冬季大会は前年)の4月1日現在15歳以上18歳未満の者。
  • ただし、日本スポーツ協会が特に認める場合、競技ごとに年齢の下限を大会開催年(冬季大会は前年)の4月1日現在14歳(中学3年生)とすることができる。
  • これにより、スキー競技においては、第63回大会(2008年)から中学3年生が参加可能となった。(中学3年生の国体への参加可能な競技範囲について)

ということで、内藤選手がおっしゃる通りスキージャンプでは14年前(2008年)から中学3年生の参加が可能となったことが分かった。
次に、2008年以降の少年男子の優勝者は次の通り。

第63回(2008)  小林 潤志郎(岩手 盛岡中央高)
第64回(2009)  山田 勇也(北海道 北照高)
第65回(2010)  渡部 弘晃(北海道 札幌日大高)
第66回(2011)  清水 礼留飛(新潟県 新井高)
第67回(2012)  清水 礼留飛(新潟県 新井高)
第68回(2013)  佐藤 幸椰(北海道 札幌日大高)
第69回(2014)  佐藤 幸椰(北海道 札幌日大高)
第70回(2015)  伊藤 将充(北海道 下川商業高)
第71回(2016)  佐藤 慧一(北海道 下川商業高)
第72回(2017)  岩佐 勇研(北海道 札幌日大高)
第73回(2018)  竹花 大松(北海道 東海大札幌高)
第74回(2019)  竹花 大松(北海道 東海大札幌高)
第75回(2020)  二階堂 蓮(北海道 下川商業高)
第76回(2021)  開催中止
第77回(2022)  西田 蓮太郎(北海道 下川中)

このとおり、中学3年生の参加が認められるようになってからも、前回大会までの優勝者はすべて高校生。
よって、国体スキージャンプ少年男子における中学生の優勝は、やはり史上初めてということになる。

成年Aは、岩佐勇研が第75回大会から開催中止を挟んでの連覇。第72回大会の少年男子優勝から数えて3度目の国体優勝。
成年Bは、清水礼留飛が第66回・67回大会に少年男子で連覇して以来の国体優勝。