ガイガーがクラフトをねじ伏せる 小林陵侑の連覇が消える
2020年3月1日(日)ラハティ(FIN)HS130/K116
31st World Cup Competition
1 | カール・ガイガー(GER) | 266.4pt |
2 | シュテファン・クラフト(AUT) | 260.5pt |
3 | ミハエル・ハイベック(AUT) | 259.1pt |
7 | 小林 陵侑(土屋ホーム) | 250.2pt |
14 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルク) | 243.2pt |
21 | 佐藤 慧一(雪印メグミルク) | 235.8pt |
22 | 小林 潤志郎(雪印メグミルク) | 235.5pt |
25 | 伊東 大貴(雪印メグミルク) | 226.7pt |
43 | 中村 直幹(東海大学札幌SC) | 92.2pt |
WC史上1,000試合目となるこの日は、金曜日の個人戦に比べるとやや追い風と向かい風の振り幅が大きく、また1本目では降雪もあったので、数値で見る安定度合い以上に難しい試合だったのではないかと思われる。
そんな中でもトップ2をはじめとする上位陣はハイレベルな争いを見せてくれた。
勝ったガイガーは、総合争いにおいて踏ん張りどころとなるこの試合で持ち前の高さとパワーでクラフトをねじ伏せた。
両足ランディングとなって飛型点を失ったもののHSまで持って行った2本目は見事だったと思う。
そのガイガーのHSジャンプをリーダーボードの前で拍手をもって見届けたクラフト。
「ほとんど完ぺきだった」と本人も語る通り、悪いところは何もなかったように見えたが、高さとパワーに勝るガイガーには及ばなかった。
ここまでの25戦でクラフト5勝、ガイガー4勝。
ポイントは、クラフトの1613ptに対してガイガーは1495pt。
その差は118pt。
雌雄を決する舞台はRAWAIR。
小林陵侑の総合2連覇の可能性が消えた。
この日は1本目2位で希望をつないだかに見えたが、2本目は本人も認める通り、さすがに「力んだ」
結果は7位に終わり、総合トップに514ptの差がついた。
残り4戦で全勝したとしても追いつけず、総合優勝の可能性はついえてしまった。