オーストリアが圧巻の大勝利 日本2位
2020年1月18日(土)蔵王(JPN)HS102/K95
7th World Cup Competition
1 | オーストリア | 889.4pt | ||
イラシュコ、クラマー、ヘルツル、ピンケルニッヒ | ||||
2 | 日本 | 749.0pt | ||
伊藤有希、丸山希、高梨沙羅、勢藤優花 | ||||
3 | ノルウェー | 748.6pt | ||
ストローム、ブローテン、オプセット、ルンビ | ||||
4 | ロシア | |||
5 | スロベニア | |||
6 | ドイツ | |||
7 | イタリア | |||
8 | ポーランド |
今季最初の団体戦で絶好調のオーストリアが優勝。
勝利そのものは順当。でも2位に140.4ptもの大差をつけるとは!
最後の一人が飛ばなくても、まだ20pt以上の差で勝てたわけだからえげつない。
4人とも凄かったが、中でもやはりピンケルニッヒが凄すぎた。
2本ともリクエストでゲートを2段下げたが、いずれもしっかりとHSの95%をクリアした。
先日、「空中での姿勢は他の誰とも似ていなく」と書いたが、元康氏によると陵侑に似ていると。
なるほど、スキーと体の離し方、追い風での腕の引き方など確かに陵侑に似ている。ただし、スキーの開き方には大きな違いがあるように見えるけど。
日本は、高梨を3番手にし勢藤を4番手にするという奇策に出た。
ただし、横川コーチには奇策という意図はあまりなかったようで、単に勢藤に経験を積ませたかったということのようではある。
ノルウェーとの2位争いはし烈だったが、勢藤は直前のルンビの大ジャンプに動じることなくしっかりと仕事を果たし2位を死守した。大きな経験となったことだろう。
一方で伊藤有希が少し心配だ。
2本とも80mに届かなかった。
しまったぁ… という顔をしていたが、どうも蔵王の台に全くフィットしていないように見える。日曜日の試合での巻き返しに期待したい。
0.4pt差で日本の後塵を拝したノルウェーでは、ルンビが調子を戻しつつある。
ロシアが日本シリーズで好調な一方、スロベニアとドイツは苦しい戦いが続く。
また、ポーランドがチームを組んだことがうれしい。ただし、エースのライダがこの日は冴えなかったけど。