2016/17 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第5戦オーベルストドルフ

高梨沙羅がラージヒルで他を圧倒

2017年1月7日(土) オーベルストドルフ(GER)HS137/K120 

5th World Cup Competition 

① 高梨 沙羅(クラレ) 283.4pt(131.0m 129.0m)
② イリーナ・アバクモワ(RUS) 260.5pt(117.5m 132.0m)
③ 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 259.7pt(121.5m 131.5m)

 

11 岩渕 香里(北野建設スキークラブ) 204.4pt(112.0m 112.5m)
16 勢藤 優花(北海道メディカルスポーツ専門学校) 181.5pt(103.5m 103.0m)

 

オフィシャル リザルト

 


 

女子WCでは、2年目から毎年オスロでラージヒルイベントが組まれ、2013/14シーズンにはプラニツァでも開催された。
今季は史上最多となる、ここオーベルストドルフでの2戦とオスロでの計3戦が組まれた。
しかも、今までは30人しか出場が許されなかったが、ここオーベルストドルフではNHと同じく40人が本戦に進む。
LH開催の増加と出場数の増加は、女子のレベルが上がってきていることを物語る。

 

さて、試合の方は風向風速が定まらず、1本目で16番、17番、18番、20番、22番の5つのゲートが使用され、2本目でも14番、16番、17番、18番の4つのゲートが使用された。
そして、1本目、2本目ともに最も低いゲートで飛んだ高梨が2位に22.9ptの大差をつけて圧勝した。

 

個人的にはアバクモワが2位に入ったことに大満足。
2本目でこの日の最長不倒となる132.0mを出すと、右手を派手に振り回し、次に両の拳を振り上げ、最後に右手で小さくも力強くガッツポーズ。
久々に「男らしさ」全開のアバクモワ。
ホントにやることがいちいちカッコよくて惚れ惚れする。

 

アバクモワのおかげで有希ちゃんは3位になっちゃったけど、その差はわずかに0.8pt。
まぁ、今日はアバクモワにイケメンポイントが加算されたということで。

 

それにしても、やはりラージヒル。
風の影響があったとはいえ、K点超えたのはわずかに高梨、アバクモワ、伊藤、アルトハウス、フォークト、ヘルツルの6人のみ。