ドメン・プレヴツが圧巻の今季初優勝 小林陵侑が3位で今季2度目の表彰台

Official Results
| 1 | ドメン・プレヴツ(SLO) | 286.2pt |
| 2 | フィリップ・ライムント(GER) | 279.4pt |
| 3 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 267.2pt |
| 9 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 256.9pt |
| 13 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 255.7pt |
| 33 | 内藤 智文(山形市役所) | 116.9pt |
| 36 | 小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) | 114.3pt |
| 49 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 102.1pt |
カミル・ストッフが自国で予選落ちを喫するという衝撃の幕開けとなったヴィスワ大会。
本戦でも追い風の悪戯に加えてアプローチの状態も良くなかったようで、2本の順位に乖離が見られる選手も多く一筋縄にはいかない。
そんな中でドメン・プレヴツは圧巻のパフォーマンスを2本揃えて見せた。
デビュー当時ほどではないものの、追い風に関係なく前傾を掛けグイグイと進んでいく姿には惚れ惚れする。
今季はここまで2位1回、3位が2回あったが優勝は初。
通算10勝目となるが、そのうち6つはフライング。ラージヒルでの勝利は2023/24札幌以来で、それは5シーズンぶりの優勝だった。
イケイケだった10代の頃にはあまり想像できなかったけど、意外と息の長い選手となってきたなぁと感じさせる。
フィリップ・ライムントも出色のパフォーマンスを2本揃えた。
勝ってもおかしくない出来ではあったけれど、今日はドメンが強すぎた。
今季2度目の表彰台。初優勝のチャンスは、またすぐに来るだろう。
今季初めて予選でトップとなった小林陵侑は、今季2度目の表彰台。
4位で折り返した1本目に対し2本目は7番手の得点だったものの、3位だったチョフェニック、5位だったラニセク、6位だったゾグラフスキーらは2本目で更に大きく沈んだことも手伝って、逆に順位を上げることに成功した。
中村直幹が今季初のシングル。
二階堂蓮は1本目23位から2本目は5番手の得点で13位まで爆上げ。
一方で内藤智文、小林朔太郎、佐藤幸椰は2本目に進むことができなかった。
中でも内藤智文が足りなかったのはわずか0.4pt。これは悔しすぎる。
地元ポーランド勢の最高位はピオトル・ジワの14位。
以下、25位トマシアク、26位クバツキ、31位コット、34位ヴァセクと続く。
ストッフの予選落ちと併せて、あまりに寂しい結果。
なお、個人的にはロマン・コウデルカが29位で今季初ポイントを獲得したことがうれしい。

