ドメン・プレヴツが2連勝で総合首位へ 小林陵侑は僅差の2位で今季3度目の表彰台

9th World Cup Competition
Official Results
| 1 | ドメン・プレヴツ(SLO) | 282.3pt |
| 2 | 小林 陵侑(TEAM ROY) | 281.4pt |
| 3 | フィリップ・ライムント(GER) | 276.8pt |
| 4 | 二階堂 蓮(日本ビールスキー部) | 273.4pt |
| 11 | 中村 直幹(Flying Laboratory SC) | 262.4pt |
| 23 | 佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部) | 246.3pt |
| 29 | 内藤 智文(山形市役所) | 237.5pt |
| 小林 朔太郎(雪印メグミルクスキー部) | 予選56位 | |
日本のスキージャンプファンは皆、小林陵侑とほぼ同時に「えっ…!」と思わず口をついたかもしれない。
1本目でHSを3.0m超えて尻が付きそうになり飛型点を大きく失い4位に留まったドメン・プレヴツが、2本目は132.0mで今度はしっかり着地を決めトップに立つ。
ラストは小林陵侑。プレヴツが描いた緑のラインを超え、着地も決まり、勝利を確信。
二階堂蓮と共に、Kill Billと捉えられた海外の人にとっては謎のパフォーマンスで喜びを表してから得点を見ると…
0.9pt足らず2位。
「えっ…!」と、一瞬固まったけれど、すぐに笑顔。内容は良かったと本人も納得のもよう。
2試合連続、今季3度目の表彰台。
ドメン・プレヴツは4連続表彰台で2連勝。
今季ここまで複数勝利を挙げたのはアンツェ・ラニセクだけだったが、その二人目の選手となり、そしてそのラニセクを抜き総合トップに躍り出た。
3位のフィリップ・ライムントを含め、表彰台は順番は少し変わったけど前戦と同じ顔触れ。
130mオーバーを2本揃えた二階堂蓮が4位。
6位には今季3度目のシングルとなるウラジミール・ゾグラフスキ―。
地元ポーランド勢では、前日は予選落ちだったカミル・ストッフが27位。ヴィスワでの最後の雄姿をファンの前で披露することができた。
一方で今度はダビィド・クバツキが予選落ち。
ピオトル・ジワは1本目2位で自国の大観衆を沸かせるも、2022/23プラニツァ以来3シーズンぶりの表彰台には届かず7位。
そんな中で、ポーランドの期待の星である18歳のカシュペル・トマシアクが、ワールドカップデビュー7試合目にして早くもシングルとなる5位と神童ぶりを発揮。

