中山和と小林潤志郎が逆境を乗り越えV 試合は悪天候により1本で打ち切りに
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女子組
1 | 中山 和(日本ビールスキー部) | 105.7pt |
2 | 佐藤 柚月(札幌日大高校) | 105.4pt |
3 | 岩佐 明香(大林組スキー部) | 99.1pt |
男子組
1 | 小林 潤志郎(Wynn.) | 115.5pt |
2 | 竹内 択(team taku) | 112.8pt |
3 | 竹花 大松(土屋ホームスキー部) | 112.3pt |
2月の札幌ジャンプ週間。
6日間のうちに、カツゲンカップ、札幌オリンピック記念、宮様NH、宮様LHの計4試合が行われる。
ただ、この時季の宮の森地域は風の強い日が多く、昨年はカツゲンカップが2本目キャンセル、札幌オリンピック記念は1日順延。
そして、今年の札幌オリンピック記念も強風により1時間遅れて試合開始。中断も挟みつつ2時間15分を費やして何とか1本目を終了させ、その結果を持って試合は成立した。
女子組優勝は中山和。
2023雪印メグミルク杯で126.5mを飛び転倒。左ひざ前十字靭帯を損傷し復帰まで10ヵ月かかった。
昨年12月の北海道選手権で復帰後の初優勝を遂げ、昨日のカツゲンカップでも優勝していたが、SAJ公認のシニア大会としては2021年3月の伊藤杯シーズンファイナル以来の勝利。
2位は0.3ptの僅差で佐藤柚月。
107.0mを飛び転倒した岩佐明香が3位。
4位に宮嶋林湖、5位に小林諭果、6位に櫻井梨子と続く。
男子組優勝は小林潤志郎。
昨シーズン限りで雪印メグミルクを退社し今季からプロに転向。これがプロ転向後の初優勝。
今季もWC開幕メンバーに名を連ねたが第10戦までノーポイントでチームを外れた。
その後COCでピリオド総合3位以内となりWCに復帰。札幌大会にも出場したが、ここまではポイント獲得ができていない。
2位はCOCを転戦してきた竹内択。
0.5pt差の3位は竹花大松。
4位に葛西紀明、5位に鈴木翔、6位に佐藤慧一と続く。
中山和も小林潤志郎も思うようなシーズンを過ごせてはいないが、その逆境を乗り越えて勝利した。
「全くチャンスがないわけではない」と中山。潤志郎も「隙間に入るしかない」と、二人とも来季のオリンピック出場をあきらめてはいない。
いや、彼らだけでなく、この日ここで競い合った選手たちは皆、同じ思いで戦っているはず。
雪上シーズン国内戦の表彰台(女子)
大会 | 優勝 | 2位 | 3位 |
---|---|---|---|
名寄ピヤシリ | 岩佐 明香 | 宮嶋 林湖 | 佐藤 柚月 |
名寄吉田杯 | 岩佐 明香 | 宮嶋 林湖 | 佐藤 柚月 |
HBCカップ | 勢藤 優花 | 伊藤 有希 | 葛西 春香 |
TVh杯 | 岩佐 明香 | 佐藤 柚月 | 中山 和 |
雪印メグミルク杯 | 岩佐 明香 | 小林 諭果 | 中山 和 |
カツゲンカップ | 中山 和 | 岩佐 明香 | 佐藤 柚月 |
札幌五輪記念 | 中山 和 | 佐藤 柚月 | 岩佐 明香 |
宮様ノーマル | |||
宮様ラージ | |||
伊藤杯ファイナル | |||
※ カツゲンカップはSAJ非公認 |
雪上シーズン国内戦の表彰台(男子)
大会 | 優勝 | 2位 | 3位 |
---|---|---|---|
名寄ピヤシリ | 佐藤 幸椰 | 坂野 旭飛 | 成田 絆 |
名寄吉田杯 | 佐藤 幸椰 | 坂野 旭飛 | 池田 龍生 山元 豪 |
HBCカップ | 佐藤 慧一 | 小林 朔太郎 | 中村 優斗 |
HTBカップ | R.ペデルセン | R.ヨハンソン | F.ヴィルムスタッド |
STVカップ | R.ヨハンソン | M.ミュラー | R.ペデルセン |
TVh杯 | 葛西 紀明 | 小林 潤志郎 | 内藤 智文 |
雪印メグミルク杯 | 葛西 紀明 | 小林 潤志郎 | 竹内 択 |
カツゲンカップ | 佐藤 慧一 | 池田 龍生 | 葛西 紀明 |
札幌五輪記念 | 小林 潤志郎 | 竹内 択 | 竹花 大松 |
宮様ノーマル | |||
宮様ラージ | |||
伊藤杯ファイナル | |||
※ カツゲンカップはSAJ非公認 |