FISスキージャンプワールドカップ2020札幌大会 観戦ガイド

スキージャンプFISワールドカップ2020札幌大会

スキージャンプFISワールドカップ札幌大会2020

昨季からWC札幌大会は男女ともに大倉山で開催されるようになりました。
よって、男女を分けて説明する必要がなくなったので、今季の観戦ガイドから男女を統合することにしました。

昨季は男女共に札幌大会の運営に株式会社コンサドーレが関与することになり、公式ホームページの開設、企画チケットの販売、会場へのDJの派遣と、新規ファンを取り込むために新たな施策が講じられました。
今季の札幌大会でも同様の内容となるようです。

北海道新聞によると、昨季の男子大会における2日間の観客数は合計7,200人で、2017年開催の前回大会より18%増えたとのこと。(2018年は男子札幌大会は開催されていない)

内訳は土曜日が前回の200人増の3,400人、日曜日が900人増の3,800人。
初めて売り出された企画チケットは、エキサイトゾーンが土曜日300枚、日曜日が360枚ほど売れたようです。
また、スカイVIP席は3組6名、ジンギスカン付きチケットは4組16名が利用したとのことですが、この二つの企画チケットは今年の大会では販売されません。

会場

北海道札幌市 大倉山ジャンプ競技場(ラージヒルHS137/K123)

タイムスケジュール

1月10日発表によると、女子10日(金)のスケジュールは、整備機器作動不具合によりジャンプ台整備ができなかったためにキャンセルとなったとのこと。
11日(土)のスケジュールは下記の通り。
詳細は必ず札幌スキー連盟のサイトでご確認ください。当ブログにお問い合わせいただいてもお答えしかねます。

女子ワールドカップ札幌大会
1月10日(金) オフィシャルトレーニング
札幌大会第1戦予選ラウンド
Cancelled
Cancelled
1月11日(土) 開場
オフィシャルトレーニング
札幌大会第1戦予選ラウンド
札幌大会第1戦1stラウンド

13時30分

15時00分
16時30分
1月12日(日) 開場
札幌大会第2戦予選ラウンド
札幌大会第2戦1stラウンド
08時00分
09時00分
10時00分
男子ワールドカップ札幌大会
1月31日(金) オフィシャルトレーニング
札幌大会第1戦予選ラウンド
14時30分
16時30分
2月1日(土) 開場
トライアルラウンド
札幌大会第1戦1stラウンド
14時00分
15時30分
16時30分
2月2日(日) 開場
札幌大会第2戦予選ラウンド
札幌大会第2戦1stラウンド
08時00分
09時00分
10時00分
  • タイムテーブルは変更になる可能性もありますので自己責任でお願いします。
チケット
スタンダードエリア 前売券 1,600円
当日券 2,000円
高校生 1,000円(要証明書)
65歳以上 1,000円(要証明書)
中学生以下 無料
エキサイティングゾーン 前売券 2,500円
当日券 3,500円
中学生以下 無料
  • 全て税込み価格です。
  • チケットは土曜・日曜の各日で必要となります。
  • エキサイティングゾーンは各日で定員330名。前売で定員になった場合は当日券の発売はないようです。
  • スタンダードエリアの前売から追加料金1,000円、高校生・65歳以上の当日券から追加料金1,500円で、エキサイティングゾーンに当日アップグレードが可能とのこと。 
  • 昨年あったスカイVIP席とジンギスカン付きチケットは今年はありません。
  • チケットに関する詳細は公式ホームページと札幌スキー連盟ホームページ(男子)(女子)を確認のこと。当ブログにお問い合わせいただいてもお答えしかねます。
アクセス

シャトルバス

大倉山ジャンプ競技場の最寄駅は、地下鉄東西線の円山公園駅です。
そこからは、地下通路で直結の円山バスターミナルからジャンプ場行きの臨時バスが出ています。

往路のバスは15分間隔ぐらいで運行しているようです。
時間帯によってはすこし混みますが、15分~20分ほどで到着しますからそれほど苦になりません。

円山バスターミナル発着臨時バス 
目安15分 無料
女子 1月11日(土) 往路:14:00~17:00頃まで
復路:試合終了後随時
女子 1月12日(日) 往路:08:00~10:30頃まで
復路:試合終了後随時
男子  2月 1日(土) 往路:14:00~17:00頃まで
復路:試合終了後随時
男子  2月 2日(日) 往路:08:00~10:30頃まで
復路:試合終了後随時

問題は帰りのバス。昨年は乗るまでに30分以上並びました。
女子日曜日は「神宮周辺で渋滞の為、バスが来るのが遅れる」とのアナウンスがあったため路線バスの停留場まで歩きましたが、そのバスも30分遅れでようやく到着。

シャトルバスは北海道神宮の周辺を通るため、この時期は参拝に訪れた車で渋滞しどうしても遅れがちです。(特に日曜日)
また、特に昨年は選手のバスを先に送り出すために、シャトルバスを一旦待機させているようにも見えました。

ようやく乗れたはいいけど円山バスターミナルまで40分以上かかったことも過去にはあるので、正直なかなか時間が読めません。

急ぎの方にとって確実なのは徒歩。
私は何度か歩いて帰ったことがありますが、地下鉄円山公園駅まで45分くらいだったでしょうか。

臨時駐車場

一般車両の乗り入れは制限されるので自家用車で行くことはできません。
ただし、円山動物園第一駐車場を「臨時駐車場」として無料で使用できます。
円山バスターミナルを出たバスが円山動物園正門前を経由します。

円山動物園第一駐車場 (無料臨時駐車場)
女子 1月11日(土) 利用可能時間 14:00~19:30
女子 1月12日(日) 利用可能時間 08:00~13:00
男子  2月 1日(土) 利用可能時間 14:00~19:30
男子  2月 2日(日) 利用可能時間 08:00~13:00

タクシー

昨年、円山バスターミナル前から大倉山ジャンプ競技場まで乗った際は1,150円でした。
所要10分程度だったでしょうか。

なお、帰りにタクシーを利用するには予約が必要かと思われます。
でも、バスの通行が優先される為すんなりと上がって来られず、結局はそれなりに待つ羽目になることもあるようです。

観戦エリア

観戦エリアは大きく二つに分かれます。

  • ブレーキングトラック横
  • ランディングバーン横

ブレーキングトラック横

このエリアは、スタート・アプローチ・サッツ・フライト・ランディング・ブレーキングと余すところなく見ることができます。

売店やトイレにも近く、入場ゲートから入ってすぐなのであまり歩かなくて済みます。
また、雪が降ったらすぐに屋内に避難できます。

2019年大会 男子第1戦(土曜日)の様子

そして何よりも、選手の姿を間近で見ることができます。
過去には優勝を決めた選手がフェンス越しにハイタッチをしてくれたこともありました。

普段はテレビでしか見ることのできない選手達をほんの数メートル先に見ることができるこの幸せ。
初めて行く方は、まずはこの場所でその幸せに酔いしれてみてはいかがでしょう。

なお、ブレーキングトラックにへばり付きで見たい場合はエキサイティングゾーンのチケットが必要となります。
赤いネットで仕切られているだけではありますが、選手を間近で見たければネットの中と外では違いが大きいのではないでしょうか。

エキサイティングゾーンからの眺め ジャンプ台全体を余すところなく見ることができる
エキサイティングゾーン パイプ椅子がいくつか置かれている
エキサイティングゾーンの様子

下記の写真で比較してみると、昨年は女子開催時よりも男子開催時の方が広めにスペースがとられていたようです。

2019年大会 女子第2戦(日曜日)の様子
2019年大会 男子第2戦(日曜日)の様子

スタンダードエリアよりも前売りで900円、当日券で1,500円も高くはなりますが、少しでも選手を近くで見たいという方にとっては必須チケットでしょう。

でも、できればもう少し付加価値があるといいんですけどね。

例えば、大倉山でのWCの場合は国内戦と違って表彰式をブレーキングトラックで行いませんが、もし国内戦同様にブレーキングトラック内でしかも観客側を向いて行われるとしたらエキサイティングゾーンは表彰式を見るには特等席となります。
そうなれば、お値段以上の神チケットになるんだけどなぁ… 主催者様、ぜひご検討ください。

ランディングバーン横

人が空を飛ぶことの凄さを体感したければこのエリアです。
風を切る音や、時として選手の肉声までも聞こえてくることがあります。
(でも最近は、DJや音楽がうるさすぎて、そういう楽しみが奪われてしまってるんだよなぁ…)

ランディングバーン横からの眺め

ただし、ここからはスタート・アプローチ・サッツは全く見えません。
また、このエリアへは短い距離ではありますが「登山」をする事になります。よって、おしゃれな靴の人はいかない方がいいかもです。下りられなくなるし、そもそも登れません。

また、トイレや売店に行くにもいちいち「下山」をしなければならないのが難点。

おまけ…ミュージアム棟の中

寒さや降雪を避け、ミュージアムの中から窓越しに観戦している方たちもいるようです。
写真の左上にある建物がミュージアム棟です。
写真ではわかりにくいかもしれませんが、窓に観戦している人影が見えます。

お食事・お土産

大倉山クリスタルハウスは現在リニューアル工事中です。(2019年10月末~2020年3月末まで)
よって、レストラン(クリスタルハウス2階)、お土産等の売店(クリスタルハウス1階)だけでなく、クリスタルハウス1階外側にあるラーメンやそばを提供している店(ラージヒル)も利用できないようです。(秋のUHB杯の時には既に工事が始まっていて、クリスタルハウスは全面的に閉鎖されていました)

ただし、公式ホームページによると「会場では多彩なグルメと体が温まるドリンクが登場」とあります。
この夏のチャレンジカップやUHB杯の時のような飲食ブースが出店されるのではないかと思われます。

服装・防寒対策

ジャンプ観戦は寒さとの戦いです。
少しおおげさかな?って思うぐらいの厚着でも全然大丈夫。
周りもみんなそうですから恥ずかしくなんかありません。

逆にバッチリとデート仕様のおしゃれなんかしてきた方が浮きますし、寒くて泣きを見ます。
凍えるばかりでせっかくのワールドカップ観戦を嫌な想い出にしないように、防寒対策はしっかりと!

トイレ・その他

大倉山は観光名所ですし施設が新しいので、トイレもきれいで女性や小さなお子さんでも安心です。

女性用トイレは1本目が終了して2本目が始まるまでの時間に少し混むようです。今季はクリスタルハウスのトイレが使えないので余計に混むかもしれません。
なお、2019年1月1日より敷地内が全面禁煙となっています。

試合後は、併設されている札幌オリンピックミュージアム(有料)にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。特に体験ブースでは大人も子供も時間を忘れて楽しめます。
シャトルバスの最終便には間に合わなくなるかもしれませんがタクシー・路線バス・徒歩など帰る手段は他にもあるので。

  • 初観戦の方にとって少しでも参考になればとの思いで書いていますが、独断と偏見の部分も多々あります。
  • 内容の正確性について万全を期しておりますが、あくまでも過去の札幌大会開催の模様をもとに書いていますので今大会の内容とは異なる部分があるかもしれません。
  • 本ページに掲載された内容によって生じた損害等について当ブログは一切の責任を負いかねます。