マーレン・ルンビが総合優勝を決める
2018年3月4日(日) ルシュノフ(ROU)HS97/K90
16th World Cup Competition
1 | マーレン・ルンビ(NOR) | 257.8pt | 100.0m | 97.0m |
2 | カタリナ・アルトハウス(GER) | 234.6pt | 94.0m | 92.0m |
3 | ニカ・クリジュナル(SLO) | 234.5pt | 91.0m | 93.5m |
4 | 高梨 沙羅(クラレ) | 225.0pt | 93.5m | 89.5m |
16 | 岩渕 香里(北野建設スキークラブ) | 200.1pt | 88.0m | 87.0m |
19 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 195.3pt | 82.5m | 89.0m |
25 | 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ) | 176.4pt | 89.0m | 80.0m |
34 | 岩佐 明香(日本大学) | 80.3pt | 79.5m |
ルンビが圧勝で今季8勝目。
これでルンビは総合で1,120ポイント。820ポイントで総合2位のアルトハウスが残り3戦で全勝しルンビがノーポイントに終わった場合は両者のポイントが並ぶが、勝利数でルンビが上回るため、ルンビの総合優勝が決まったことになる。
ルンビは、サラ・ヘンドリクソン、高梨沙羅、ダニエラ・イラシュコ-シュトルツに次ぐ女子WC史上4人目の総合優勝者。
過去の最高成績は、昨シーズンの総合3位。
現在WC通算12勝。
五輪の金メダルとWCの総合タイトルの2冠となったが、この二つのタイトルを本気で狙っていたのはルンビだけだったように思う。
アルトハウスは、蔵王での2試合を五輪の調整にあて200ptを捨てたし、高梨沙羅は五輪を意識しすぎたのかWCを調整の場と捉えてしまっていたようにも感じられる。
二兎を追う者は一兎をも得ずとは言うが、二兎を追った者にしか二兎とも得ることはできないとも言える。
目の前の試合にただ勝つことだけを考えてきたようなルンビの姿勢には好感が持てるし、五輪の金と合わせて総合優勝も獲るべき人が獲ったことを素直に嬉しく思う。
シーズンはまだ続くが、ここまでの見事な戦いぶりとその結果を心から祝福したい。