高梨沙羅 ワールドカップ通算50勝を達成
2017年1月29日(日) ルシュノフ(ROU)HS100/K90
12th World Cup Competition
① 高梨 沙羅(クラレ) 247.3pt(96.0m 97.5m)
② マーレン・ルンビ(NOR) 241.9pt(95.5m 93.0m)
③ ダニエラ・イラシュコ-シュトルツ(AUT) 235.4pt(93.0m 94.0m)
4 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 224.1pt(90.0m 90.5m)
9 勢藤 優花(北海道メディカルスポーツ専門学校) 210.0pt(88.5m 89.0m)
17 岩渕 香里(北野建設スキークラブ) 192.9pt(85.0m 87.0m)
高梨沙羅が、WC通算50勝を達成。
2011年12月の初開催から89戦中85戦に出場して達成した驚異的な数字。
初勝利は開催11戦目かつ出場7戦目の蔵王と意外と難産だったけれど、50勝目も5戦足踏みをするこれまた意外にも難産だった。
勝利の無かったこの5戦も、2位-4位-5位-2位-2位と、彼女が高梨沙羅でなければ誰も文句をつけないであろう成績を収めてきてはいた。
ただ、この5戦の最初の4戦は昨シーズンは4戦全勝だった日本シリーズ。
当然のようにそこでの50勝達成が期待されたけれど、それがまた我々には計り知れない重圧となってしまっていたんようだね。
おかしな言い方にはなるけれど、沙羅ちゃんには今までのようなペースで勝利を積み重ね5年後には100勝達成! なんてことを、私個人としては全く望んではいない。
沙羅ちゃんに勝ってほしくないわけでは決してないし、彼女に何ら責任のある話ではもちろんないのだけれど、一人の選手が勝利を独占してしまう状況が今後も続くようではこの競技種目の発展はおぼつかないと思うから。
彼女を脅かす選手が2人、3人、4人・・・と出てきて、高いレベルでぶつかりあい、誰が勝つか最後まで分からないコンペティティブな試合が増えていくことを願うし、そんな中で世界の強敵たちを次々と蹴散らしていく沙羅ちゃんや有希ちゃんの姿をもっともっと見たいと思う。