2017/18 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第14戦ヴィリンゲン

タンデ今季初優勝 期待の内藤は風に泣く

2018年2月3日(土) ヴィリンゲン(GER)HS145/K130 

19th World Cup Competition 

 ダニエル-アンドレ・タンデ(NOR)  261.3pt  148.0m  146.5m
 リヒャルト・フライターク(GER)  260.5pt  149.5m  141.5m
 ダヴィド・クバツキ(POL)  254.8pt  145.0m  139.5m
 
29  佐藤 幸椰(雪印メグミルクスキー部)  176.8pt  134.5m  114.5m
38  作山 憲斗(北野建設)  80.3pt  119.0m  
43  原田 侑武(雪印メグミルクスキー部)  73.1pt  112.5m  
45  中村 直幹(東海大学)  67.9pt 109.5m  
   内藤 智文(古河市スキー協会) 予選落ち    

予選リザルト
オフィシャル リザルト


 

今季の中では珍しくHSジャンプが6本も出る飛ばし合いの設定となったこの試合。
こういう展開となるとノルウェーは強い。ついでにフライタークも。

 

フライング選手権の覇者であるタンデは、ミニフライングともいえるこの台でHSオーバーを2本揃えてWCとしては今季初優勝。2016/17インスブルック以来となる通算4勝目。
1本目で最長不倒の149.5mを見せたフライタークは0.8pt差の2位。
クバツキも1本目でHSジャンプを見せ、今季・通算とも2度目の3位表彰台。

 

バートミッテルンドルフで21位、ザコパネで38位と、ここのところ失敗ジャンプも目に付くようになったストッフ。一方で、ザコパネ団体、フライング選手権はいつものストッフだった。
この日も1本目はトップに立ったけれど、2本目はタイミングが遅れたように見えて9位。
で、結果は4位。
3位とはわずか0.3pt差でもあり、そんなに悲観するようなことではないのかもしれないけれど、やはり少し調子は落ちてきているのかなぁと思う。

 

ヴィリンゲン・ファイブとしては、トップがタンデ、0.5pt差でフライターク、その4.1pt後ろにストッフという展開。
日本勢は、佐藤幸椰が29位、中村直幹が34位、作山憲斗が35位、原田侑武が46位、内藤智文が53位。

 

さて、楽しみにしていた内藤智文の初挑戦。
この試合は、五輪直前ということもあってエントリーが56人と少なかったので、予選通過は大いに期待できるところだったんだけど・・・
風速0.07m/s、WGマイナス0.8ptというほぼ無風状態。56人中で一番悪い条件に当たってしまった。
助走スピードが全然出ていないけれど、マテリアル面で相当なハンデを背負っていると思われるので、これも致し方なしか。

 

なお、佐藤幸椰はWC初ポイントゲット。
おめでとう。