竹内択が葛西紀明に逆転でV 伊藤有希は最長不倒でV
2017年7月30日(日) 名寄市 名寄ビヤシリシャンツェ HS100/K90
女子組(ゲート1本目19、2本目18)
① 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 246.0pt(98.0m 91.5m)
② 高梨 沙羅(クラレ) 243.0pt(97.0m 91.5m)
③ 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ) 192.5pt(90.5m 74.5m)
4 岩渕 香里(北野建設スキー部) 161.5pt(81.0m 71.0m)
5 岩佐 明香(日本大学) 128.5pt(73.5m 64.0m)
6 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ) 114.5pt(69.0m 61.0m)
7 鴨田 鮎華(下川商業高校) 112.5pt(65.0m 65.0m)
8 竹田 歩佳(デンソー北海道) 108.5pt(64.5m 63.0m)
男子組(ゲート1本目15、2本目15)
① 竹内 択(北野建設スキー部) 254.5pt(97.0m 94.5m)
② 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 251.0pt(99.5m 91.5m)
③ 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 238.0pt(93.5m 91.5m)
4 伊藤 将充(土屋ホームスキー部) 231.5pt(92.0m 90.5m)
5 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部) 217.5pt(89.5m 87.5m)
6 内藤 智文(古河市スキー協会) 215.5pt(88.0m 88.0m)
7 渡部 弘晃(東京美装グループスキー部) 204.0pt(86.0m 85.0m)
8 岩佐 勇研(札幌日本大学高校) 200.0pt(89.0m 80.0m)
9 山田 勇也(ナレッジエクスポート) 199.5pt(84.0m 85.0m)
10 鈴木 翔(札幌手稲スキー協会) 198.5pt(84.5m 84.0m)
女子1本目は最後の二人だけ良い風が吹いた。
こうなると鬼に金棒。他に誰もついてこれなくなる。
2本目はゲートが1段下がり、向かい風も吹かなかったが二人仲良く91.5m、かつ、飛型点も同じ。
3位勢藤優花との間でさえ17.0mも飛距離に差がついちゃった。
葛西紀明は、昨シーズン苦しみまくった助走姿勢が改善されたらしく1本目は最長不倒でトップに立った。
が、2本目は優勝を意識して「緊張感とプレッシャーに負けた」とのこと。
その葛西にプレッシャーを与えた竹内択は、順位より内容を重視して臨んだとのこと。
結果、内容も順位も良かった。
3位には伊東大貴が入り、表彰台をBig3が占めた。
葛西だけでなく、竹内も伊東も昨シーズンはホントに苦しんだだけに、今季は良いシーズンになるといいね。
なお、GP遠征組(伊藤謙司郎、原田侑武、小林潤志郎、佐藤幸椰、作山憲斗、中村直幹)は参戦していない。
女子組
① 伊藤 有希(土屋ホームスキー部)
② 高梨 沙羅(クラレ)
③ 勢藤 優花(北海道ハイテクアスリートクラブ)
4 岩渕 香里(北野建設スキー部)
5 岩佐 明香(日本大学)
6 茂野 美咲(CHINTAIスキークラブ)
7 鴨田 鮎華(下川商業高校)
8 竹田 歩佳(デンソー北海道)
男子組
① 竹内 択(北野建設スキー部)
② 葛西 紀明(土屋ホームスキー部)
③ 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部)
4 伊藤 将充(土屋ホームスキー部)
5 栃本 翔平(雪印メグミルクスキー部)
6 内藤 智文(古河市スキー協会)
7 渡部 弘晃(東京美装グループスキー部)
8 岩佐 勇研(札幌日本大学高校)
9 山田 勇也(ナレッジエクスポート)
10 鈴木 翔(札幌手稲スキー協会)
表彰式
高梨、伊藤、勢藤
岩渕、岩佐、茂野、鴨田、竹田
女子組最長不倒賞 伊藤 有希(98.0m)
葛西、竹内、伊東
伊藤、栃本、内藤
渡部、岩佐、山田、鈴木
男子組最長不倒賞 葛西 紀明(99.5m)
今年から女子組の表彰が6名から8名に増えた。
それと会場では、女性MCによる実況が流れるようになった。
朝日大会もそうだけど、名寄大会も少しずつ進化していると感じられる。
で、その実況及びその他の情報によると、安澤翔一くんの新しい所属先である「名寄ジャンプクラブ」とは、安澤くんの父であり、元ジャンプ選手であり、現名寄地方スキー連盟副理事長でもある安澤豊さんが、高校卒業後の選手の受け皿としてこの4月に作ったクラブチームなのだとか。
現在所属は、この春に下川商業高校を卒業したばかりの安澤くんのみ。
ちなみに、安澤くんは看護の専門学校に通っているらしい。
16 安澤 翔一(名寄ジャンプクラブ)
この大会は、少年組の設定がないんだけれど、入賞した岩佐勇研の他に4名の高校生が2本目進出の30人に残っているので紹介したい。
なお、このうち3名(竹花大松、二階堂蓮、小林龍尚)は新高校1年生。
中でも、江別大麻東中を卒業した二階堂蓮くんが、自宅から通えるであろう札幌日本大学高校でも東海大学付属札幌高校でもなく下川留学を選んだのには少し驚いた。
みんな、日本ジャンプ界の将来を担う宝。
まっすぐ、そして高く伸びてほしい。
=13 竹花 大松(東海大学付属札幌高校)
=24 二階堂 蓮(下川商業高校)
=28 小林 龍尚(盛岡中央高校)
30 藤田 慎之介(東海大学付属札幌高校)
ところで、全日本サマー朝日大会の際に、小林龍尚くん等、何人かの新高校1年生の男子選手のスーツに土屋ホームのロゴがついているという話を紹介したけど(こちら)、よく見ると勢藤理桜(下川商業高校)、櫻井梨子(余市ジャンプ少年団)、津志田雛(下川ジャンプ少年団)ら女子選手にも土屋のロゴが見えるね。
また、鈴木彩弓(余市ジャンプ少年団)にはデンソーのロゴ がついている。
まぁ、彼女たちも、日本ジャンプ界の将来を担ういずれ劣らぬ期待の星だからね。