2016/17 FISスキージャンプワールドカップ男子個人第22戦オスロ

伊東大貴 今季最高位4位 クラフト5勝目で総合トップ

2017年3月12日(日) オスロ(NOR)HS134/K120 

26th World Cup Competition 

① シュテファン・クラフト(AUT) 267.5pt(130.0m 132.0m)
② アンドレアス・ヴェリンガー(GER) 258.6pt(133.5m 127.0m)
③ マルクス・アイゼンビヒラー(GER) 244.1pt(125.5m 128.5m)

 

4 伊東 大貴(雪印メグミルクスキー部) 243.5pt(127.5m 124.5m)
13 葛西 紀明(土屋ホームスキー部) 221.4pt(120.0m 123.5m)
24 竹内 択(北野建設スキー部) 209.2pt(122.5m 114.0m)

39 小林 陵侑(土屋ホームスキー部) 90.2pt(114.0m)
45 小林 潤志郎(雪印メグミルクスキー部) 81.4pt(108.5m)

予選不通過 作山 憲斗(北野建設スキー部)

 

オフィシャル リザルト

 


 

伊東大貴が今季最高位の4位。
31番ビブの大貴は1本目でカレントリーダーになると、そのまま46番ビブのヴェリンガーに抜かれるまでトップを守り続けた。そして3位で折り返すという久々の胸躍る展開。

 

実は、大貴は今シーズンの序盤でもワクワクをもたらせてくれている。
個人第5戦リレハンメル(こちら)では1本目を4位で折り返すものの2本目に失速し結果は15位。続く個人第6戦エンゲルベルク(こちら)では3位で折り返し結果は5位。

 

3度目の正直とはならず、3位とは僅かに0.6ptの差の4位。
大貴は、エンゲルベルクの時と同じく右手で膝を叩いて悔しさをあらわにしていたけれど、見ているこちらも思わず机を叩いたよ。

 

クラフトは今季5勝目。通算9勝目。
8戦連続で表彰台に上がっており、付け入るスキがない感じ。
ストッフが2本目で大失敗ジャンプをやらかしたことで総合首位が入れ替わった。

 

シーズン序盤を引っ張ったタンデにはもうその勢いはなく、同じく序盤を沸かしたドメンは見るも無残。
中盤で無敵の強さを誇っていたストッフにもやや陰りが見える。
今のクラフトを止められるとすればヴェリンガーなのだが、実際は何度も訪れた2勝目の可能性を尽くクラフトに阻まれている有様。
さて、総合優勝の行方はどうなりますやら・・・

 

 

 RAW AIR トーナメント 総合順位      (全順位
1  シュテファン・クラフト 671.8
2  アンドレアス・ヴェリンガー 651.3
3  マルクス・アイゼンビヒラー 622.3
4  ピオトル・ジワ 619.4
5  ペテル・プレヴツ 613.7

※ 第3ラウンド終了時点

 

 2016/17 ワールドカップ 総合順位    (全順位
1  シュテファン・クラフト 1320
2  カミル・ストッフ 1289
3  ダニエル-アンドレ・タンデ 1155
4  アンドレアス・ヴェリンガー 928
5  マチェイ・コット 907

※ 個人第22戦終了時点

 

 

Jスポでは、また元康氏がスーツの話。
フォルファングの股下がやり玉に挙がっているんだとか。
詳細はよくわからなかったけれど、NORはやはり狙い撃ちされているようなところがあるらしい。
予選で失格になった8人中NORが3人だったことも、つまりそういうことなのだとか。

 

ところで、日本はいつの間にか6枠になってたね。
この試合、葛西の2本目は良かったし、竹内の1本目も良かった。
風が巻いてたこともあってか二人とも2本揃えることはできなかったけれど、最終盤にきて良い感じになってきているんだとしたらうれしいね。