2016/17 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第16戦リュブノ

アルトハウス WC初優勝 ドイツ表彰台独占

2017年2月12日(日) リュブノ(SLO)HS95/K85 

16th World Cup Competition 

① カタリナ・アルトハウス(GER) 249.3pt(92.5m 90.0m)
② カリーナ・フォークト(GER) 244.6pt(91.0m 90.0m)
③ スヴェニャ・ヴュルト(GER) 242.7pt(92.5m 89.0m)

 

21 岩渕 香里(北野建設スキークラブ) 199.9pt(84.0m 82.0m)

 

オフィシャル リザルト

 


 

リレハンメルでの開幕戦の感想として「ドイツ勢がみんな上手くて、こりゃ今後手ごわくなるぞとも感じられた」と書いた。(こちら
その試合では、ルブレヒトが初表彰台に立ったものの、アルトハウス7位、ヴュルト9位、フォークト13位と、それほど脅威に感じるような成績ではなかったかもしれない。

 

でも、上手さは感じられたんだよね。踏切の力強さだったり、空中姿勢への移行のスムーズさだったり、フライト姿勢の安定感だったり・・・とにかく基本がしっかりしているというか、男子選手的というか。
その試合では、飛距離も着地もいまいちだったけれど、試合を重ねればどんどん成績がついてくるようになるんじゃないかと感じられた。

 

で、しっかりと世界選手権を前にして成績が伴ってきた。
WC初優勝となったアルトハウスは、今最も確実性のある選手なのかもしれない。
今季まだ優勝がないとはいえフォークトの安定感も素晴らしい。

 

そしてここにビュルトが急成長を遂げた。
2012年1月のWCデビューから昨シーズンまでで3回しかトップ10内に入らなかった選手が、今季は10回。
そしてこの試合で自身初の表彰台。
リーダーボードの前でフォークトが自分のことのように喜んでいたよね。

 

とにかくドイツ恐るべしだ。
こうなってくるとルプレヒトの離脱がホントに惜しまれる。
そしてエルンストには無念の彼女の分ももっと頑張れと説教してやりたい。