2016/17 FISスキージャンプワールドカップ女子個人第2戦リレハンメル

高梨優勝・伊藤2位 2戦連続日本人ワンツー

2016年12月3日(土) リレハンメル(NOR)HS100/K90 

2nd World Cup Competition 

① 高梨 沙羅(クラレ) 268.1pt(95.5m 98.0m)
② 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) 255.4pt(95.0m 95.0m)
③ ジャクリーン・ザイフリーズベルガー(AUT) 250.0pt(93.5m 95.0m)

 

24 勢藤 優花(北海道メディカルスポーツ専門学校) 200.3pt(82.0m 84.0m)
27 岩渕 香里(北野建設スキークラブ) 191.1pt(82.0m 81.0m)

 

オフィシャル リザルト

 


 

踏切から空中姿勢へのスムーズで無駄のない動きに魅了された。
少なくともこの試合で、ここまで美しく流れるようにこの動作を見せたのは彼女だけだろう。
沙羅のことではない。有希ちゃんのこと。

 

元々フォームのきれいな選手でテレマークの上手な選手であったけれど、サッツとその後の空中姿勢への移行にこれほど凄みを感じさせたことはあったかな?
本人曰く、これでもまだ少しタイミングが遅れているらしい。
タイミングがバッチリ合った時にはいったいどんなジャンプを見せてくれるのか。
有希ちゃんの次戦が楽しみでならない。

 

伊藤有希は6度目の2位。
沙羅とのワン・ツーもこれが6度目。
昨日も全く同じことを書いたけれど、有希ちゃんが2位になったときは常に沙羅が上にいる。
でも、今季は何とか表彰台のてっぺんに立ってもらいたいし、それが近づいていることを予感させるに余りあるこの2戦のパフォーマンス。

 

ザイフリーズベルガーが3位に入り、イラシュコ4位、ブティッツ5位、ルンビ6位、アバクモワ7位、ヘンドリクソン8位・・・と、ライバルたちも順当に上位をうかがう。
でも、今、この試合で開幕2連勝となる通算46勝目を挙げた絶対女王の最大のライバルが、伊藤有希であることに疑いはない。