丸山希が圧巻のワールドカップ開幕2連勝 トゥルーセルが初表彰台

Official Results
| 1 | 丸山 希(北野建設SC) | 283.6pt |
| 2 | ハイディ-ディレ・トゥルーセル(NOR) | 254.8pt |
| 3 | ニカ・プレヴツ(SLO) | 250.4pt |
| 6 | 伊藤 有希(土屋ホームスキー部) | 241.2pt |
| 14 | 高梨 沙羅(クラレ) | 219.5pt |
| 15 | 宮嶋 林湖(松本大学) | 218.6pt |
| 19 | 勢藤 優花(オカモトグループ) | 212.6pt |
| 32 | 佐藤 柚月(東京美装グループスキー部) | 93.2pt |
丸山希がワールドカップ(WC)開幕2連勝。
前日にWC初優勝を遂げ初めてイエロービブで臨んだこの日も、2位に28.8ptもの差をつけての圧勝。早くも無双感が漂い始めた。
1本目。向かい風ゆえに飛び過ぎを考慮してコーチ判断でゲートを1段下げた。
しっかりとHSの95%を超える134.0mを飛び加点を得ると、この時点で暫定2位のニカ・プレヴツに16.8ptもの差をつけた。
追い風に変わった2本目も133.0m。
前戦に引き続き唯一2本とも130mオーバー。
1本目3位からハイディ-ディレ・トゥルーセルが迫ってきたが寄せ付けず盤石の勝利を得た。
金曜の公式練習から数えて、リザルトが残っている全10本のうちトップを獲れなかったのは混合団体の2本目の3位だけ。残る9本はすべてトップ。如何に無双状態であるかが分かる。
次戦はファルンだが、最後にここを使ったのは2015年の世界選手権。
これを経験しているのは高梨沙羅、伊藤有希、勢藤優花、ザイファルト、シュミット、クロイツァー、キュッカネン、アストロームなど一部の選手に限られる。
しかもその時はNHのみ。今回はLHもある。初物であるのは皆同じ。丸山にハンデはないだろう。
伊藤有希は2試合連続のトップ10内となる6位。2試合とも2本目で順位を落としてしまったのが悔しい。
1本目9位の宮嶋林湖も2本目で順位を落としてしまい、SAJの五輪選考基準をクリアするには至らなかった。
前戦15位で少し心配だったニカ・プレヴツは、まだ少し踏切にぎくしゃくした印象が残るものの、しっかりと修正してきて3位表彰台。
2位には初表彰台となる22歳のトゥルーセル。
なお、日本女子選手のWCでの連勝は、伊藤有希が2022/23最終戦と2023/24開幕戦のシーズン跨ぎで達成して以来のこと。
同一シーズンでは、高梨沙羅が2020/21第6戦と第7戦で達成して以来のこと。

